こんにちは!
中国輸入ビジネスで独立した、元自動車整備士のガイです。
日本でオンライン販売を行うのであれば、国内オンライン販売20%のシェア率を誇るAmazonには、必ず出品していきたいですよね。
実は、楽天市場も、Amazonと同様に日本国内のシェア率20%を持っていることはご存知でしょうか?
日本では、Amazonと楽天市場がショッピングサイトの2大巨塔となっているんです。
ところが、アメリカ国内では、Amazonのオンライン販売シェア率は、なんと40%
完全にAmazonの独走状態となっています。
そんなAmazonに商品を出品するためには、Amazon SEOの対策に力を入れていかなければいけません。
とはいえ、Amazon SEOの攻略方法は、Amazon公式からも一切情報公開はされていませんので、Amazon SEOについてわからない人は多いのが現状です。
では、どうやってAmazon SEOについて学べば良いの?
そう思われた方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、「Amazon物販歴5年で、毎月50万円の収益を生み出している僕の経験」を元に、Amazon出品に際してのSEO対策と、キーワードの選び方を徹底解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読んでAmazon SEO対策のやり方を熟知することで、
Amazonキーワード検索結果に自社商品が上位表示されるようになり、お金をかけずに商品が売れていくようになりますよ!
Contents
Amazon SEOとは?
Amazon SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、
Amazon検索結果に、出品した自社商品が検索上位に来るようにするために行うSEOの対策。
例えば「革製iphoneケース」を探しているユーザーがいるとしましょう。
ユーザーは「iphoneケース」と一語で検索するよりも、「革製」というキーワードも含めて検索した方が商品は見つかりやすいですよね?
そんなユーザーに自社商品を見つけてもらいやすくするために、商品ページ内にキーワードを散りばめて関連性を高めておくことこそがAmazon SEO対策なのです。
元々、SEOという言葉はGoogleに対して使われてきた言葉でした。
SEO対策といえばGoogle SEOが非常に有名ですね。ブログアフィリエイトでよく聞くあの言葉です。
Google SEOは、ブログ記事などの情報媒体に対して行うSEO対策ですが、
Amazon SEOは、Amazon内で販売されている商品に対して行うSEO対策。
簡単にいうと、Amazon SEOはAmazon版のSEOです。
Amazon SEO次第で、出品した自社商品がユーザー認知されるかどうかが決まります。
ユーザーに認知されなければ売れることはありませんので、Amazon SEOには力を入れなければなりません。
Amazon検索結果表示ページ
ユーザーのキーワード検索結果に表示されるのは以下の3種類。
- スポンサーブランド
- スポンサープロダクト
- オーガニック(SEO)
SEO対策を行うことで検索順位が上昇するのは、オーガニック掲載場所範囲内のみ。
それ以外のスポンサーブランド広告とスポンサープロダクト広告の掲載場所には、Amazon SEO対策の効果は反映されません。
スポンサーブランド広告やスポンサープロダクト広告の掲載場所の表示順位は、Amazon SEOではなく、キーワードごとに設定する入札単価によって変動します。
一見すると、スポンサーブランド広告とスポンサープロダクト広告の掲載場所がオーガニック掲載場所より上にあるため、
Amazon SEOを頑張るよりも広告を使った方が効果的なのでは?
と感じるかもしれませんが、
スポンサーブランド広告とスポンサープロダクト広告の掲載場所には「スポンサー」Amazon広告である証が表示されるため、販売実績やレビューなどによって評価されて表示順位が上昇するオーガニックとは、同じ上位表示でも意味合いが異なります。
ユーザーもAmazon広告の存在は把握しており、広告商品は購入対象に加えられないこともあるのです。
一方で、オーガニックでの上位表示商品は、ユーザーから信頼されて積極的に購入される傾向にあります。
そんな信頼度の高いオーガニック上位表示を目指すために行う対策が、Amazon SEO対策というわけです。
スポンサーブランド
スポンサーブランド広告とは、Amazon検索結果最上部に表示させるバナーを使った広告。
Amazonにブランド申請を行うことで利用できるようになるAmazon広告の一種です。
スポンサーブランド広告はクリック課金型(CPC)広告なため、クリックされて初めて広告費が発生します。
商品ページを閲覧してもらってから広告費が発生するため、通常のバナー広告のインプレッション課金型(CPM)に比べて、成約に繋がるケースが多く、広告費用対効果が高いが特徴。
スポンサーブランド広告は文字通り、ブランドをアピールする広告なので、1商品だけでなく同一ブランドの全商品をアピールすることができるところもスポンサーブランド広告の魅力的な部分でしょう。
スポンサーブランド経由で商品が売れれば、オーガニックの表示順位が上昇するため大きなSEO効果が得られます。
スポンサープロダクト
スポンサープロダクト広告とは、Amazon検索結果のスポンサーブランド広告の次に表示されるAmazon広告。
スポンサープロダクト広告に関しては、商品そのものをアピールする広告なのでブランド申請は不要です。
スポンサープロダクト広告もスポンサーブランド広告と同様に、クリック課金型(CPC)広告なため、クリックされて初めて広告費が発生します。
したがって、スポンサーブランド広告と同様に、インプレッション課金型(CPM)広告よりも成約率が高く、広告費用対効果が高いところが特徴です。
大口出品プランでAmazonに出品するのであれば、どんな商品にでもスポンサープロダクト広告を使うことができます。
スポンサーブランド広告と同じく、スポンサープロダクト広告経由で売れた場合でもオーガニック表示順位に大きな影響を与えるので大きなSEO効果があります。
5種類も存在するAmazon広告の中で、最も利用しやすいのがスポンサープロダクト広告です。
Amazon広告の種類は、こちらの記事で解説しています。
オーガニック(SEO)
オーガニック(SEO)は、広告費不要で商品を表示させることができるAmazon唯一の掲載枠。
商品の販売数、売上、商品レビューの質など、数多くの条件を元にAmazonに評価されて表示順位が決定されます。
スポンサーブランドやスポンサープロダクト広告経由で商品が売れた場合でも、Amazonランキングとオーガニックの表示順位は上昇します。
このオーガニックでの掲載順位を上げるために、スポンサーブランドやスポンサープロダクト広告を利用します。
オーガニックでの掲載順位が上がれば、広告以外でもアクセス数が増えることになり、総合的に広告費用対効果を上げながら売上を作成することができます。
Amazon SEOが重要な理由
Amazon SEOが重要な理由は、大きく分けて4つ存在します。
- お金をかけずに露出を増やせる1番方法
- 70%以上の人は2ページ目以降を見ない
- 65%の人は検索順位3つの商品をクリックする
- 35パーセントの人は検索順位1位商品をクリックする
ここでは、Amazon検索結果のオーガニック検索順位に影響を与えるAmazon SEOがなぜ重要なのかを解説します。
70%以上の人は2ページ目以降を見ない
Amazonユーザーの70%は2ページ目以降を見ないというデータがあります。
このデータは、Amazon公式が発表しているデータですのでエビデンスはあるでしょう。
ご自身がAmazonを利用される時を考えてみれば納得するはずですが、通常2ページ目まで商品を探しませんよね。
なぜなら1ページ目の上位に表示されている商品がレビューの質も数も多く、尚且つ魅力的な商品が集まっているからです。
2ページ目以降に表示される時点で、すでに70%のユーザーを取り逃がしていることになります。
したがって、Amazonで売上を上げていくには最低でも1ページ目に商品が掲載されなければいけません。
65%の人は検索順位3つの商品をクリックする
上記で解説したデータに加えて、Amazonユーザーの65%はオーガニック検索結果3つ目までをクリックするデータがあります。
確かに、オーガニック検索結果3つ目までの商品は信頼できる商品が多く表示されている印象を受けますよね。
Amazonで売上を上げていくためには、最低でも1ページ目には表示させなければいけませんが、更に言うとオーガニック検索結果3つ目までに表示されなければ大幅な売上アップは期待できないでしょう。
35%の人は検索結果1つ目の商品をクリックする
ここまでのデータに加えてさらに、Amazonユーザーの35%は検索結果1つ目の商品をクリックするというデータもあります。
単純計算をすると10人中、3~4人は検索結果1つ目の商品をクリックするというわけですね。
※あくまでもクリックですので、必ず商品が購入されるわけではありません。
しかし、売上の公式(売上=アクセス数×転換率×客単価)に照らし合わせても、クリック(アクセス数)を稼がなければ売り上げは上がりませんので、クリックされることは売上を作る上で非常に重要になるパズルの一つなのです。
オーガニック検索結果一つ目のポジションは、Amazon SEO対策の最終目的地と言えるでしょう。
お金をかけずに露出を増やせる1番方法
Amazonは世界でも非常に有名で、日本国内だけでも5,000万人以上に利用されていると言われており、店舗数は40万店舗にも登ります。
そんな大きな市場であるAmazonには、大小問わず様々な企業や個人が参入しているため、当然、商品数も多く、その分強力なライバルも存在します。
そんな競合がひしめく市場で鎬を削って、自社の商品を露出させて売っていくのはとても大変ですよね。
Amazon広告の予算次第では、比較的簡単にユーザーに露出させることができますが、いずれにしても広告ですのでお金がかかります。
一方、Amazon SEOは、お金をかけずに露出を増やす1番の方法なのです。
上記で解説した通り、
「70%以上の人は2ページ目以降を見ない」ので、ただ出品してもユーザーに認知されませんし、
さらに「65%のユーザーは検索結果3つ目までの商品をクリックする」ため、ただ1ページ目に表示されても思うようにアクセス数は増えていきません。
そしてさらに「35%の人は検索結果1つ目の商品をクリックする」というデータがあるため、Amazonで売れる商品にするには、Amazon SEOで少しでもオーガニック検索順位を上昇させて、クリックされる確率を上げていかなければいけません。
A9の仕組み
Googleの検索エンジンにもあるGoogleアルゴリズムと同様に、Amazonにも検索エンジンがあり、検索アルゴリズム(検索順位を決める完全非公開のAmazonの計算式)が存在し、その名前はA9(A10)と言います。
このA9(A10)によって検索順位が決定されるため、どのような条件で検索順位を決めているのか知る必要があります。
A9(A10)の検索アルゴリズムは完全非公開ではありますが、すでに多くの情報によって解析されています。
商品ページと検索キーワードの関連性
ユーザーが検索したキーワードと、商品ページの情報の関連性の高さで検索順位を決める指標です。
A9(A10)では、ユーザーが検索したキーワードに関連性が高い商品を、検索結果に表示させる考えを持っています。
ユーザーが検索するであろうキーワードを商品ページに入れ込むことで、ユーザーの検索結果に商品を表示させやすくすることができます。
例えば、「スマホ ケース」というキーワードを商品ページに設定しておくと、「スマホ ケース」と検索したユーザーの検索結果に表示されるようになるんです。
ただ、キーワードだけで関連性を測っているわけではありませんので、キーワードを設定したからといって、ユーザーの検索結果に全く無関係な商品を表示させることはできません。
例えば、商品ページにスマホというキーワードを設定しているからといって、スマホを探しているユーザーの検索結果に洗濯バサミを表示させることはありません。
直近の商品販売実績
商品の販売実績(一定期間内にどれだけ売れたのか)で検索順位を決める指標です。
売れる商品ということは、すなわち多くのユーザーが求めている商品に近いということ。
ユーザーの利便性やメリットを考えて、ユーザーが求めている商品を検索上位表示させるのがA9(A10)ですので、販売実績があればあるほど評価され、検索順位は上昇していきます。
ただ、ここでの注意点は直近の売上であること。
例えば、1ヶ月前に飛ぶように売れていても、直近で売れていなければ検索順位はどんどん下落していくわけです。
販売実績だけを見て検索順位を決めているわけではありませんが、販売実績は一つ重要な指標であることは間違いありません。
Amazon SEO対策のチェックするポイント
Amazon SEOに影響を与える項目は
- 直接影響する項目
- 間接的に影響する項目
の2つに分けられますので、それぞれの項目のAmazon SEO対策でチェックすべきポイントを解説します。
AmazonSEO対策に直接影響する項目
Amazon SEOに直接影響を与える項目は以下の5項目になります。
- 商品ページと検索キーワードの関係性
- 直近の販売実績
- CVR
- 在庫切れを起こさないこと
- 販売価格
商品ページと検索キーワードの関連性
「ユーザーが検索したキーワード」と「商品ページに入れ込むキーワードの関係性」は、Amazon SEOでもっと重要なポイントです。
Amazon A9(A10)は、ユーザーが検索に使うキーワードと商品ページに設定されているキーワードがどれだけリンクするかを算出し、オーガニックの検索順位を決定しています。
ただし、キーワードを過度に入れ込みすぎるとコンバージョン率の低下を招くことになり、かえって逆効果になってしまいますので要注意を。
そんなキーワードの関連性の重要な項目を担うのは、商品ページを構成する以下の4項目となります。
- 商品タイトル
- 箇条書き説明文
- 検索キーワード入力欄
- 商品紹介コンテンツ
直近の販売実績
Amazon SEOを評価するA9(A10)は、商品が売れることにより初めて、Amazonランキングとオーガニック検索順位が上昇するようになっています。
ただし重要なのは、直近の販売実績です。
例えば、1ヶ月前に100個売れたとしても、現在が売れていなければAmazonランキングとオーガニック検索順位は低迷していきます。
逆に、1ヶ月前は全く売れていなくても、過去2週間で100個売れているのであれば、Amazonランキングとオーガニック検索順位はみるみる上昇していきます。
つまり、Amazon SEOで評価を得るためには、まず商品を売って販売実績を作ることが最優先。
そのためにAmazon広告を使ってアクセス数を増やし、販売実績を作ることが非常に大切なんですね。
CVR(コンバージョン率)
CVR(コンバージョン率)とは、成約人数をアクセス数で割ることで計算することができる成約率です。
Amazonでは、コンバージョン率をユニットセッション率といいます。
例えば、
10人中1人に購入されれば、コンバージョン率は10%
100人中1人に購入されれば、コンバージョン率は1%
という計算になりますよね。
コンバージョン率は高ければ高いほど販売実績が増えるわけですから、検索順位とAmazonランキングは上昇していきます。
販売実績を増やすためには、コンバージョン率(ユニットセッション率)をできるだけ高めていく事が鍵になります。
在庫切れを起こさないこと
在庫切れがAmazon SEO対策に直接影響する理由は、販売実績を作ることができなくなってしまうからです。
無在庫状態でも予約受注を取ることも可能ですが、AmazonではFBAに在庫がある状態(プライム出品)でなければユーザーからなかなか商品を選んでもらうことができません。
在庫切れを起こすということはすなわち、販売機会を失い、Amazonランキングとオーガニック検索順位が下落していってしまうことに繋がります。
せっかく上昇した検索順位とAmazonランキングをキープするためにも、絶対に在庫切れを起こさないように在庫管理をしっかり行うことが大切です。
販売価格
Amazonと他のショッピングサイトが決定的に異なる点は、1つの商品ページで複数の出品者が商品を出品することができること。
通常のショッピングサイトであれば、
商品ページA:出品者A
商品ページB:出品者B
商品ページC:出品者C
というように、出品者ごとに商品ページが割り振られますが、Amazonでは、
商品ページA:出品者A / 出品者B / 出品者C…etc
商品ページB:出品者D / 出品者E / 出品者F…etc
と言ったように、1つの商品ページを使って多くの出品者が出品できるようになっています。
そんな数多く存在する出品者の中から、ユーザーが買い物かご(カート)に入れる際に選ばれる出品者はたった1人。
このたった1人の出品者になることを、カート獲得と言います。
カート獲得は、販売価格や店舗レビュー、出荷形態など様々な条件によって決定されますが、その条件の中でも最安値であることが非常に重要視されます。
したがって、値段が高すぎるとカート獲得から外れてしまい、商品が売れなくなり、Amazon SEOが上昇しなくなってしまうのです。
Amazon SEOに間接的に影響を与える項目
Amazon SEOに間接的に影響を与える項目は以下の6項目になります。
- レビュー
- FBA利用の有無
- 画像の作り込み
- 商品紹介コンテンツ
- 広告運用
- プロモーション設定
レビュー
商品レビューの質は、販売実績を作る上でCVR(コンバージョン率)を大きく左右させる重要な要素です。
商品レビューは信頼度を表す指標であり、購入判断を下す際の最後の後押しになる要素でもあります。
したがって、商品レビューの星の数が少なければ「購入しても後悔する」と判断され、購入されなくなってしまいます。
かつては、商品レビューの数が多ければ多いほどAmazon SEOに優位に働いており、検索順位上位商品のほとんどがレビュー件数が多い商品で溢れていました。
しかし、現在ではレビューの件数よりもレビューの質の方が遥かに重要であり、星の数が少ない状態でレビュー件数が数多くあってもAmazon SEOで評価されなくなっています。
商品レビューの件数よりも、商品レビューの星の数を重要視していく事が大切です。
商品レビューの星の数が多ければ、CVR(コンバージョン率)が上昇して販売実績を多く作る事ができるため、結果としてAmazon SEOで評価されてAmazonランキングとオーガニック検索順位が上昇していきます。
FBA利用
Amazonで商品を出品する際に「自社出荷」「FBA出荷(プライム出品)」の2種類を選択する事ができます。
どちらでも商品を出品することはできますが、Amazon SEOに圧倒的に有利なのは「FBA出荷」です。
なぜなら「FBA出荷」であれば、ユーザーが注文したら即商品が発送され、送料も無料になり、Amazon出荷という安心材料が付加価値として付くからです。
したがって自社出荷で出品するよりもCVRが高くなるため、販売件数が増加してAmazon SEOで評価されます。
カート獲得をしている出品者や、Amazon SEOで上位表示されている出品者を見る限り、FBA出荷(プライム出品)の出品者がAmazon SEOで非常に優遇されている傾向にあります。
画像の作り込み
商品画像は購入判断材料ですので、画像の作り込み具合がダイレクトにCVRに直結します。
商品をいかに魅力的に見せるかで、CVRは大きく変化します。
また、ユーザーのほとんどは商品画像しか見ないというデータがありますので、商品画像にキャッチコピーなどを加えて商品画像の訴求力を高めることが重要な鍵となります。
「商品説明文に記載してあるからOK」と思わずに、商品画像1枚1枚にキャチコピーなどのアピールポイントを記載して商品画像の訴求力を高めていきましょう。
Amazonは商品画像を最大で9枚まで設定する事ができますが、実際に画像が表示されるのは7枚まで。
したがって、画像7枚で商品が欲しいとユーザーに思わせなければいけませんので、アピールポイントを絞って画像を作成する必要があります。
商品紹介コンテンツ
商品紹介コンテンツとは、商品画像の他に、商品情報を追加する事ができる項目です。
商品ページ中断に表示される商品紹介コンテンツを設定することで、商品の情報をより詳しく、より魅力的に表現する事ができるためCVRをアップさせる効果があります。
商品紹介コンテンツを使うのと使わないのでは、商品情報量に大きな差が生まれるため、CVRがアップが見込めてAmazon SEOにも有利に働きます。
商品紹介コンテンツは審査は、商品タイトルや説明文などに比べてルールが厳しいため、使用できるキーワードも限られます。
審査に時間がかかる場合もありますので、早めに審査を受けておく事が良いでしょう。
広告運用
Amazon広告を運用して販売実績が増えることで、間接的にAmazon SEOに効果があるとされています。
実際、Amazon広告経由での販売実績もAmazon SEOに評価され、Amazonランキングとオーガニック検索順位の上昇に効果があります。
アクセスが少ない商品の販売実績を作るには、Amazon広告を使ってアクセス数を増やす事が最優先です。
アクセスがなければ売れませんので。
Amazon広告には、
- キーワードごとにAmazon検索結果に広告表示させるスポンサープロダクト
- Amazon検索結果にブランドを広告表示させるスポンサーブランド
- 商品ページ内にバナーを設置して商品を広告表示させるスポンサーディスプレイ
以上3つがありますので、ご自身の用途にあった広告を運用して販売実績を作り、Amazon SEOで評価される商品にしましょう。
プロモーション設定
プロモーション設定とは、クーポン作成やタイムセールを行う設定を指します。
クーポン配布やタイムセールをすることに直接のAmazon SEO効果はありませんが、CVRやアクセス数が上昇するため販売実績が増えて間接的にAmazon SEO効果があります。
実際に、クーポン作成を行うとCVRは上昇しますし、タイムセールを行えばアクセス数が上昇します。
CVRやアクセス数を作りたいがために、無理をした割引をしないように注意しましょう。
クーポン発行やタイムセールはCVRとアクセス数に影響を与えますが、販売実績が増えたが割引をし過ぎて売り上げが少ないということにならないように気をつける必要があります。
AmazonSEO対策を重視すべきポイント
商品ページの最適化は無料でできるAmazon SEO対策です。
商品ページを最適にすれば、Amazon SEOでも評価されてオーガニック検索順位の上位を獲得できますし、広告運用を行った際にも高い費用対効果で運用する事ができます。
無料でできる対策ですので、必ず実践するようにしましょう。
商品画像
商品画像を最適化したからといって、直接Amazon SEOに効果があるわけではありません。
しかし、Amazon SEOで評価されるためには何よりも販売実績が重要。
その販売実績を作るためにはアクセスを集めなければいけませんが、CVRが低い状態のまま広告でアクセスを集めても購入されず、費用対効果が悪くなってしまいます。
費用対効果が悪いまま広告運用を続けることはできませんよね。
商品画像を最適化することで、商品ページのCVRを高めて広告費用対効果をアップさせる事ができます。
上記の良い状態を作り出す事ができれば、あとは、
商品画像の最適化 → CVRアップ → 販売実績アップ → Amazon SEO上昇
という好循環を作り出す事ができるのです。
Amazon SEOを間接的にアップさせる役目を持つ商品画像には、以下のように7枚目までにそれぞれの役割があり、最適化したい数字によって編集箇所が異なります。
1枚目(メイン画像):アクセス対策
2〜7枚目(サブ画像):CVR対策
1枚目(メイン画像)は、Amazon検索結果に表示される画像ですから、インパクトのある画像にしてクリックされる画像でなければいけません。
2枚目(サブ画像)以降は、商品ページをクリックして流入してきたユーザーに商品を購入してもらうために、商品の魅力やベネフィットを伝えなければいけません。
まずはアクセスが重要ですので、1枚目(メイン画像)に力を入れるのが良いでしょう。
1枚目の画像に関しては、特に厳重なルールが設けられており、Amazonの規約に沿った画像を作らなければいけませんので、規約違反をする事がないように注意をしましょう。
サブ画像についてはそこまで厳しいルールはないため、CVRが上がる画像条件を満たしてサブ画像を作成しましょう。
CVRが上がるサブ画像の条件
画像サイズは1000ピクセル以上で統一すること
※ズーム機能が使えるようになるため
最低でも7枚は画像を設定すること
※情報量が少なすぎるとユーザーに離脱されてしまうため
使用しているシーンを入れる
※ユーザーに、自分が使っているイメージを想像させる
ベネフィットを入れる
※製品を購入するメリットを提示
商品タイトル
商品タイトルはAmazon SEOに最も影響を与える項目ですので、Amazon SEOを最大限意識して商品タイトルを作成しなければいけません。
また、商品タイトルはAmazon SEOだけでなく、Google検索結果にも表示されるGoogle SEOの効果もあるため、キーワードを厳選して商品タイトルを作成する必要があります。
そんな商品名には、使用してはいけないキーワードや文字数制限があり、厳しいガイドラインがあります。
※文字数は65文字まで
ガイドライン違反をしてしまうと検索対象外にされてしまい、販売実績が作れず、Amazon SEOが下落して行ってしまいますので、ガイドラインを遵守した商品タイトルを作成するようにしましょう。
商品名に検索キーワードを、[ブランド名] + [商品種別] + [商品を特定する呼称] + [対象年齢・性別] + [輸入種別] = [商品名] + [色] + [サイズ]の順で使用します。
商品種別とはTシャツやスカートなど、商品の種類を示す言葉です。
商品を特定する呼称とは商品のシリーズ名などの言葉です。
ブランド名には[]をつけてください。
各キーワードの間にスペース(半角文字)を挿入します。
65文字までの全角文字(漢字、ひらがな、カタカナ)と半角文字(英数字、スペース)を使用できます。
半角カタカナおよび全角スペースは使用できません。
商品名に主観的な内容を含めることはできません。
機械依存文字は使用できません。
商品名はAmazonで商品を検索する際に検索対象になるので、商品を登録する際は、他の出品者が使用している商品名を参考にしてください。
医薬品の有効性や効能の説明では、薬事法と不当景品類および不当表示防止法に違反しないよう注意してください。
配送料無料や割引などのプロモーションメッセージは出品者のコメントに入力し、商品名には使用しないでください。
使用できない商品名の例1:半角カタカナと全角英数字がNG
HCM ‐ ProガンダムRX-78-2使用できない商品名の例2:プロモーションメッセージがNG
(配送料無料) HCM-Pro ガンダム RX-78-2使用可能な商品名の例:
HCM-Pro ガンダム RX-78-2引用元:Amazonセラーセントラル(商品ガイドライン)
商品名のガイドラインは、世界各国のAmazonストアで出品されているすべての商品に適用されます。商品が検索対象外になり得る4つの理由を、以下に記載します。
- 商品名は、スペースも含め、商品カテゴリーの推奨文字数に従う必要があります。
- 商品名にプロモーション的または主観的な用語が含まれている。例: 〝 無料配送 〞 、 〝 100% 品質保証、人気商品、ベストセラー 〞
- 商品名に記号または非言語のASCII拡張文字が含まれている。例: ~ ! * $ ? _ ~ { } # < > | * ; ^ ¬ ¦ Æ © ®
- 商品名に商品を特定する情報が含まれていない。例: 〝 ハイキングブーツ 〞 または 〝 傘 〞 。
これらのガイドラインに従っていない商品名は、商品が検索対象外となり、Amazonの検索結果に表示されない場合があります。
引用元:商品名ガイドライン
例えば、クーポン配布を目立たせる場合に【クーポン配布中】というキーワードを商品タイトルの先頭に設定したとしましょう。
この場合、商品タイトルは目立ちますが、Amazonの商品名ガイドラインには違反していますので、通報されれば検索対象外となってしまいます。
検索対象外になってしまうと、ユーザーから一切アクセスが集まらなくなりますので、販売件数がゼロになりAmazon SEOがどんどん下落して行ってしまいます。
このように、商品ガイドラインを違反すると大きなペナルティがありますので、必ずガイドラインを遵守してください。
また、キーワードの入れ込みすぎにも注意が必要です。
キーワードを入れ込み過ぎてしまうと情報量が多過ぎてユーザーが商品を特定する事ができず、Amazon SEOに逆効果となりますので、商品タイトルへのキーワードの入れすぎには注意しましょう。
最適な商品タイトルの作り方は以下の条件になります。
- 50文字〜65文字程度
- [ブランド名] + [商品種別] + [商品を特定する呼称] + [対象年齢・性別] + [輸入種別] = [商品名] + [色] + [サイズ]の順で構成
- 重要なキーワードを左寄せで入れていく
箇条書き説明文
箇条書き説明文は、商品の詳細情報を記載する役目(CVR対策)と、文章に使ったキーワードのAmazon SEO効果(アクセス数)が期待できます。
箇条書き説明文には、商品タイトルで設定したキーワードをはじめとして、商品に関連性のあるキーワードを入れながら作成する事が大切です。
全部で5つの入力欄がありますが、無理に全ての入力欄にキーワードを入れる必要はありません。
目安としては、上から1〜3つ目までキーワードを入れて作成すれば問題ありません。
注意点としては、文章として自然体になるようにキーワードを入れましょう。
日本語がおかしくならないようにキーワードを差し込む事が重要です。
文章が長過ぎてもキーワードが埋もれてしまうため、1つあたりの文字数制限は100文字以内として箇条書き説明文を作成していきましょう。
商品紹介コンテンツ(画像、文章、その他自社商品のラインナップ)
商品紹介コンテンツを設定することで、商品情報を数多く追加する事ができます。
文字数制限も特に無いので、ユーザーに商品をより良く訴求する事ができるようになります。
したがって、商品紹介コンテンツを設定することはCVRアップの対策にもなるのです。
CVRがアップすれば販売件数が増えるので、Amazon SEOでも評価されやすくなります。
また、商品紹介コンテンツのヘッダーサブタイトルは、HTMLでいうところの<h3>にあたる見出し部分です。
つまり、商品紹介コンテンツのヘッダーサブタイトルに設定するキーワードは、Google SEOの対象にもなるわけですから、商品タイトルや箇条書き説明文と同様に、検索上位表示を狙っているキーワードを入れることで Amazon SEOにも有利に働きます。
注意点としては、画像に文章を入れても Amazon SEO対策になりませんので、必ずキーワードはヘッダーサブタイトルに入力しましょう。
検索キーワード
商品タイトルや箇条書き説明文などに入れられないキーワード(関連キーワード)を入力する項目です。
検索キーワードに設定するキーワードは、ユーザーに公開されることはなく、あくまでも Amazon A9(A10)に認識させるためだけに使用する項目。
例えば、
smart phone、スマートフォン、すまーとふぉん、
といったように、ユーザーの考えられる表記ミスなどを設定するのが良いとされています。
商品タイトルや箇条書き説明文に使用しているキーワードを重複させて設定しても問題ないと考えられているので、念の為、重要なキーワードも設定しておきましょう。
※検索キーワードには、文字数やバイト数の制限があり、特殊文字を使用してはいけないといった細かなルールもあります。
※商品が属するカテゴリや出品形態で規約が異なるため、ベンダーセントラル・セラーセントラルの管理画面で確認しましょう。
検索キーワードを設定するためには、ガイドラインを理解しておかなければいけません。
Amazon出品大学に掲載されている「商品検索対策(検索キーワード)」から、ガイドライン部分を抜粋します。
検索キーワードは購入者には表示されませんが、商品に関連する言葉を登録しておくことで購入者のキーワード検索に適切な商品をヒットさせることができます。登録については下記の点を遵守することが重要です。
1、商品名・商品説明など購入者が閲覧可能な情報を別の表現で言い換えた言葉を登録する。
・上位語:該当が商品が属する商品群の上位でまとめる言葉
例:商品がiPodの場合、「デジタルミュージックプレイヤー」・同義語:同じ商品タイプを意味する言葉
例:「オールインワンプリンター」と「複合機」・英語の綴りや漢字・ひらがな・カタカナのバリエーション
例:「浴衣」と「ゆかた」
1、商品名・商品説明・ブランド名など別の項目にすでに登録済みの情報は登録しない。
2、商品に関連しない情報は入れない。
・他社の商標・競合製品名や製品コード(例:JAN、ASIN、UPC)
・主観に基づいた表現(例:「最高な」)
・一時的な状況に基づく表現(例:「新商品」、「セール中」)
1、その商品タイプの多くの商品に当てはまるような言葉は入れない(例:「本」といった商品カテゴリ名など)
2、アルファベットの大文字小文字両方を入れない。片方を入れれば検索システムが両方を考慮します。
3、登録するときは各単語をスペースで区切る。
4、登録する情報は500バイト未満にする。(服&ファッション小物/シューズ&バッグ, ジュエリー, 時計カテゴリーは250バイト未満)
・文字列長は半角スペースおよび ”,”(半角カンマ) ”;”(半角セミコロン)“.”(半角ピリオド) を除いて計算されます。
・日本語の全角1文字は平均3バイトに相当します。
・商品登録画面では最大5つの検索キーワード入力欄があります。すべての入力欄に記入されたキーワードを連結した文字列の長さと、上限値との比較が行われます。
・上限値を超えた場合、設定した検索キーワード全体が無効となります。
引用元:Amazon出品大学「商品検索対策(検索キーワード)」
・500バイトは日本語で何文字?
上記の検索キーワードのガイドラインには、「登録する情報は500バイト未満」「日本語の全角1文字は平均3バイトに相当」という規定があります。
バイト数は、言語によって大きく異なります。
- 半角のローマ字(例:1,2,3,a,b,c,A,B,C,#,$,%):1バイト
- ギリシャ語(例:© ® ½ Å Σ Ω α β γ θ):2バイト
- ひらがな、カタカナ、漢字などの日本語:3バイト
つまり、1文字3バイトである日本語で検索キーワードを設定する場合、
「500バイト ÷ 3バイト(日本語)=166文字」
という計算になるため、日本語での検索キーワードの文字数は166文字となります。
また、一部カテゴリー(服&ファッション小物/シューズ&バッグ, ジュエリー, 時計カテゴリー)では、「250バイト未満」という規定があります。
この場合、設定できる日本語の文字数は、
「250バイト ÷ 3バイト(日本語) = 約83文字」
という計算になります。
ベンダーセントラルとセラーセントラルの違いとは?
Amazonには「ベンダー」と「セラー」の2つの販売形態が存在します。
- ベンダーとは、メーカーが在庫をAmazonに卸して、Amazon自身が販売すること。
- セラーとは、Amazon出品業者が自らAmazonで商品を販売してすること。
※FBAに在庫を納品して販売するFBA出品形態と、自社倉庫から商品を発送する自社出品形態がある。
商品ページ最適化の際に薬機法には気をつけて
商品ページを最適化するにあたって、薬機法には最新の注意を払いましょう。
薬機法とは、商品の表現によって、医薬品として誤解させたり、間違ったことを伝えたり、過剰な期待をさせたりしてはいけないというルールです。
医療品関係を扱っていなければ基本的に問題ありませんが、商品によっては薬機法に関わる商材もあります。
薬機法に触れてしまうと、長期間の出品停止になったりする事がありますので、表現に気をつけながら商品ページを最適化していかなければいけません。
Amazon独自に設けている薬機法もありますので、薬機法について知識を深めておきましょう。
Amazon SEO対策の手順
ここからは Amazon SEO対策の具体的な手順を解説していきます。
Amazon SEO対策を行うには、関連性の高いキーワードを商品ページ内に散りばめる事が重要となります。
サジェストを使ってキーワードを探す
関連性の高いキーワードを探すには、サジェストキーワードツールを使って探し出します。
Amazonに限らず、SEO対策やマーケティングリサーチを行う上で分析材料を無料で用意する事ができるサジェストキーワードを検索できるサイトは重宝します。
そんなサジェストにも種類が4つあり、それぞれのプラットフォームによってサジェストを使い分けます。
今回は、Amazon SEO対策ですのでAmazonサジェストを使って関連性の高いキーワードを探っていきます。
※Amazonサジェストが使用できない場合は、ラッコキーワード(Amazon)でもサジェストを使う事ができます。
検索窓に調べたいキーワードを入力して検索をすれば、検索したキーワードに関連性の高いキーワードのサジェストの一覧が表示されます。
関連性の高いキーワードだけをピックアップする
サジェストを使用する上での注意点は、サジェストで表示されるキーワード全て、出品する商品の関連性の高いキーワードではないという事です。
したがって、サジェストで調べたキーワードの中から、特に関連性の高いキーワードだけをピックアップしていかなければいけません。
検索でヒットしたサジェストの中から、出品する商品に限りなく関連性の高いキーワードを探し出し、メモ帳などにストックしておきましょう。
例えば、「革製のスマホケース」を出品するのであれば、サジェストに「スマホケース 革」と入力して検索します。
すると、検索にヒットしたキーワードの中から関係のなさそうなキーワードが出現します。
革製のスマホケースを販売するのに対して、「ベルト」や「インコ」というキーワードは関係性が低いですよね。
このように、関連性の低いキーワードも表示されてしまいますので、ご自身で関連性の高いキーワードだけをピックアップする必要があるのです。
キーワードの検索ボリュームを調べる
Amazonサジェストで関連性の高いキーワードを探し出したら、探し出した関連性の高いキーワードの検索ボリュームを調べていきます。
Amazon SEO対策に選ぶキーワードの条件は以下の3点を意識しましょう。
- 検索ボリュームが一定以上あること
- 関連性が高いキーワードであること
- 実際に購入に繋がったキーワードであること
最初にキーワードの検索ボリュームを調べます。
いくら関連性が高くても、検索ボリュームが少なければアクセスを集めることは難しいですからね。
キーワードの検索ボリュームを調べる方法は、有料ツールを使う方法と無料ツールを使う方法があります。
- 有料ツール:アマテラス、セラースプライト
- 無料ツール:Googleキーワードプランナー
今回は、誰でも無料で検索ボリュームを調べる事ができるので、Googleキーワードプランナーを使って検索キーワードの検索ボリュームを調べてみます。
キーワードプランナーを開いて、画面右側の「検索ボリュームと予測のデータを確認する」をクリックします。
検索ボリュームを調べたいキーワードを入力し、「開始する」をクリックします。
「月間平均検索ボリューム」という欄に注目してみましょう。
[iphone ケース」というキーワードのGoogleでの月間検索ボリュームは、10万〜100万と非常に大きな検索ボリュームである事がわかりますね。
一方で、「スマホ ケース 革」というキーワードのGoogleでの月間検索ボリュームは10〜100と非常に小さな検索ボリュームになっている事が確認できると思います。
要するに、ライバル10万〜100万と、ライバル10人〜100人の違いです。
圧倒的に後者の方がライバルは少なく、勝ちやすい市場であることはわかりますよね。
しかし後者は同時に、ライバルが弱い反面、市場規模が小さいため、大きな売り上げは期待できません。
逆に、前者はライバルが非常に多いものの、市場規模はかなり大きいため大きな売り上げを期待する事ができます。
このように、Googleキーワードプランナーを利用してキーワードの検索ボリュームを確認することで、市場の大きさとライバルの数を同時に確認する事ができます。
勝負する検索キーワードを決める
上記の例で紹介した2つのキーワードは大きく異なるキーワードですが、
仮に、「iphoneケース」「iphone ケース」という半角スペースの有無だけの違いの非常に似たキーワードであったとしても、検索ボリュームが10倍近く異なる事も多いです。
したがって、検索ボリュームとライバルの数を考えた上で、バランスをとってキーワードを決めていきましょう。
資金があれば検索ボリュームが大きな市場で勝負しても良いですが、ライバルが非常に多いため勝ち抜くのは非常に難しいでしょう。
ただし、勝ち抜いた場合は大きな売り上げを見込めます。
もし資金がないのであれば、ライバルが少ない分勝ちやすい検索ボリュームが小さな市場を選んで勝負するのが良いでしょう。
ただ、検索ボリュームが小さいため、勝てたとしてもそこまで大きな売り上げは見込めません。
以上のバランスをとって、自分が目指す売り上げ規模感を意識しながら勝負するキーワードを決めるのが良いでしょう。
キーワードを含めながら商品ページを作成する
勝負するキーワードが決まったら、実際にキーワードを含めながら商品ページを作成していきます。
Amazon SEOに大きな影響を与える商品タイトルを筆頭に、そのほか3つの項目もAmazon SEOでの評価の対象となります。
勝負するキーワードをはじめ、関連性の高いキーワードを商品ページ内に入れ込みながら商品ページを完成させていきましょう。
- 商品タイトル
- 箇条書き説明文
- 検索キーワード
- 商品紹介コンテンツ
4項目それぞれにガイドラインや規約がありますので、ガイドライン違反にならないようにルールを守りながらAmazon SEO対策を行っていきましょう。
キーワード選びのポイント
AmazonのSEO対策をする上で、使用するキーワードがSEO評価に直接影響するため、キーワード選びが非常に重要になります。
Amazonが規定するルールに従って、以下の2つのポイントに注意しながらキーワードを選ばなければいけません。
- 検索キーワードの最適化のヒント
- 禁止されている検索キーワード
【検索キーワードを最適化するヒント】
・キーワードの長さを制限内にします。
・同義語を含めます。
・綴りのバリエーションを含めます。誤字を含める必要はありません。
・略語、別名を含めます。
・すべてを小文字にすることができます。
・「;」、「:」、「-」などの記号は必要ありません。
・キーワードをスペースで区切ります。
・検索キーワードのフィールドに、同じ語句を繰り返し入力しないようにします。
・「a」、「an」、「and」、「by」、「for」、「of」、「the」、「with」などのストップワードを入力する必要はありません。
・単数形または複数形を使用します。両方入力する必要はありません。
【禁止されている検索キーワード】
・検索キーワードにブランド名を含めないようにします。
・検索キーワードにASINを含めないようにします。
・冒涜的表現を追加しないでください。
・「新しい」や「セール中」など、一時的な表現を使用しないようにします。
・「推奨」、「最低価格」、「素晴らしい」など、主観的な表現を使用しないでください。
・暴力的または攻撃的なキーワードを追加しないでください。引用元:効果的に検索キーワードを使用する
ルールに違反をした場合、出品した商品が検索対象外になり、最悪の場合は、出品アカウントに傷が入ります。
上記のAmazonの規約にも記載がある通り、くれぐれも検索キーワードに以下の表現は入れないでください。
- ブランド名:Apple、Nike、Amazonなど
- 一時的な表現:現在入手可能、真新しい、現在、割引、発売したばかり、最後のチャンス、終了直前、最新、期間限定、新品、セール中、今週(今月、今年など)、本日
- 主観的な表現:素晴らしい、最高、安い、最安値、効果的、最速、お買い得、最低、最良、人気、トレンドなど
Amazon SEOを一気に上昇させる方法
ここまでで解説したやり方で商品ページを最適化をすれば、CVRも上がり、販売件数が増えてAmazon SEOでの検索順位が上昇していくでしょう。
ただ、商品ページの最適化はAmazon SEO対策をする上で非常に重要ではありますが、実際に商品が売れなければAmazon SEOが上昇し、検索順位が上がることはありません。
ではどうしたら良いのか。
そこでここからは、Amazon SEOを一気に上昇させる方法として、Amazon SEOに非常に有利に働く商品ローンチ方法をご紹介します。
ハネムーンピリオド
Amazonには、新規出品初期時に一定期間を与えられる「ハネムーンピリオド」というAmazon SEOに有利な期間があります。
ハネムーンピリオドに明確なルールなどは設けられていませんが、感覚としては新規出品時から14日間程度と考えておきましょう。
ハネムーンピリオド期間は、Amazon SEOに評価されやすく、非常に検索順位が上昇しやすくなります。
このハネムーンピリオドの期間にどれだけ販売実績を作る事ができるかで、その後のAmazon SEOにも大きく影響します。
この期間に数多くの販売実績を作る事ができれば、ハネムーンピリオドが終わった後も安定して検索順位を高く保つ事ができます。
スポンサープロダクト
新規出品と同時に大きなスタートダッシュを切るために、スポンサープロダクト広告を強めにかけることもAmazonSEOに非常に有利に働く要因です。
その際は必ずキーワードリサーチをしたキーワードで広告運用を行いましょう。
スポンサープロダクトのマッチタイプは完全一致で構いませんが、見込み客を取りこぼしている可能性もあるので他のマッチタイプでも広告運用を並行して行うと良いでしょう。
また、キーワードへの入札単価はAmazon推奨額よりもやや高めで設定するのが良いです。
その理由は、新規出品直後は販売実績も何もないため、入札楽を高めに設定しないとインプレッションを稼ぐ事ができないからです。
プロモーション設定
新規出品直後は、販売実績も何もないためAmazon SEOで評価されず、Amazonランキングもオーガニック検索順位も圏外の状態です。
したがって、テコ入れをしてでも販売実績を作らなければユーザーに露出されないため、ただ待っていても一向に売れません。
プロモーション設定は、割引セールを行うことでユーザーに購入されやすい状態を作り出す事が目的です。
レビューも販売実績もついていないような商品を積極的に購入したいと思いませんよね?
そこで他社が行っていない特別割引を行って商品を販売していくのです。
プロモーション設定には、プロモーションコードを発行することにより、クーポン発行や数量限定割引セールを行う事ができます。
割引設定の注意点としては、20%以上の割引率を設定すると、Amazon SEO効果が薄れてしまう事が確認されていますので、必ず20%以下で割引率を設定するようにしてください。
vineレビュー獲得
Amazon vineは、Amazon公式の商品レビューをしてもらうために、商品を無料でユーザーに提供するプログラムのことです。
このプログラムに参加をすると、Amazonが選んだ信頼できるレビュアーから商品レビューをもらう事ができます。
ただし、商品を無料で提供しなければいけませんので、商品原価と仕入れ費用、そして発送料金を1レビューを獲得するために負担しなければいけません。
金銭的負担は大きいですが、商品ページの信頼に繋がる商品レビューを獲得できる手間を考えれば、Amazon vineを使用した方が良いでしょう。
注意点としては、Amazon vineでの商品レビューの獲得は最大30件までとルールが決められていますのでご承知を。
新規出品直後からレビューをつけてユーザーに信頼して貰うために、予算が許す範囲でAmazon vineを利用して商品レビューを獲得していきましょう。
FB、google広告
Amazon広告は、基本的にAmazonを利用するユーザーにだけ表示させる広告ですが、Amazon利用者以外の見込み客も獲得していければ、その分販売実績も増えますのでAmazon SEOで有利になります。
Amazon以外からユーザーを集めるために使う広告がFacebook広告とGoogle広告です。
その中でもFacebook広告はプロモーションコードを発行して、潜在的なユーザーにオファーする事ができる広告です。
プロモーションコードを配布するランディングページを作成して、そこへFacebook広告でユーザーを集めて売り上げを作ります。
プロモーションコードは、amzpromoterというサービスを使うことで作成する事ができます。
Amazon以外からも見込み客を集めるために、Facebook広告をはじめとして、Google広告も利用していきましょう。
顧客リストに直接オファー
すでに、ご自身でユーザーのリストを所有している場合であれば、お持ちのリストに直接商品をオファーしてみましょう。
顧客リストに直接オファーをすることで、販促費0円で売り上げを立てて販売実績を作る事ができます。
顧客リストに商品をオファーする際の注意点としては、必ず2STEP URLを使ってオファーをするようにしてください。
2STEP URLについての詳細は、以下の項目で解説します。
インフルエンサーに拡散してもらう
新規出品直後のハネムーンピリオド期間に、一気に大きな売り上げを上げるためにインフルエンサーに商品を拡散して貰う事ができれば、Amazon SEOに大きな貢献をしてくれるでしょう。
インフルエンサーが多く活躍するInstagram、YouTube、Twitter、TikTokの中でも、特にYouTube動画で商品を紹介して貰うと1日で数百個売れたということも起きたりしているようです。
※もちろんインフルエンサーの影響力にもよります。
インフルエンサーに案件を依頼するのは大きな費用がかかりますので、予算に合うようならインフルエンサーにお仕事をお願いするのも良い手になります。
インフルエンサーに商品を紹介して貰う場合でも、2STEP URLを必ず利用しましょう。
2STEP URLとは?
ここまでの解説で何回か出てきた2STEP URLとは、外部サイトからAmazonの商品を買って貰う際に、作成する特別なURLです。
この特別なURL(2STEP URL)から商品を購入して貰わない限り、Amazon SEOの効果は得られません。
つまり、Facebook広告、Google広告、youtubeにリンクを貼って商品を販売する場合、2STEP URLで作成したURLを貼り付けしなければ、いくら販売してもAmazon SEOで評価されて検索順位が上がることはないのです。
以前までは、AmazonスーパーURLという手法でURLを作成して、Amazon外部から商品を購入されてもSEOに反映するようにURL作成がされていました。
しかし、Amazonとして、スーパーURLを活用してAmazon SEOを操作するようなことは容認していませんので、スーパーURLでは、Amazonに不正URLであると検出されてしまい無効化されてしまうのです。
通常Amazonの商品ページには「&qid=〇〇」など、複製されないように独自のパラメータが付与されています。
このパラメーターによって、同じURLは2つと無いように設計されていますので、同じURLから何個も注文が入るのは、どう考えても不自然ですよね?
Amazonは、公式で作成しているURL以外からの購入に関しては、Amazon SEOに反映させないようにあらゆる対策を施しているのです。
そこで登場するのが2STEP URL。
2STEP URLには複数の作り方がありますが、最も簡単にストアフロントからのURLの作成方法を紹介します。
2STEP URLの作り方
ストアフロントのストア名をクリックして、取り扱っている商品一覧が表示されるページに移動します。
クリックしたストアの商品一覧が表示されます。
ここで検索窓にAmazon SEO順位を上げたいキーワードを入力して検索します。
ここで複数の商品が出てきた場合は、もう少しフィルターをかけて商品を絞らなければなりません。
検索範囲を絞るために、上の画像のようにURLの末尾に「&low-price=〇〇&high-price=〇〇」と、探している商品の販売金額を入力してからURL末尾に追加すると、探している商品が表示されます。
商品が見つかったら、URLをコピーしましょう。
このURLこそ、2STEP URLとなります。
この2STEP URLから購入されれば、外部からの購入でもAmazon SEOランキングが上昇します。
まとめ
Amazon SEOで上位表示を狙う方法を解説しました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
まとめると、
- ユーザーが検索に使うキーワードと、商品ページ内に設定するキーワードの一致率を上昇させること。
- 新規出品時に与えられるハネムーンピリオドをフル活用する。
- 販売機会を損失しないように、在庫管理には充分気をつける。
以上3点を意識して、Amazon SEO対策を行っていきましょう!
オリジナル商品販売で叶える「時間とお金」に縛られない生き方
僕は元々、Amazon相乗り転売をしていましたが、今は辞めて、プチOEM販売にビジネスモデルをシフトチェンジをしています。
毎月10分間の発注作業だけで、毎月40万円を安定して稼ぎ、東京都端っこでのんびり暮らしています。
そんなプチOEMのノウハウを、僕の今までの経験をもとに、1つの教科書にまとめました。
無料メルマガ講座で、プチOEMの教科書を無料プレゼントしています。
合わせて、30分無料コンサルティング申し込みも受け付けておりますので、ご希望の方は、お気軽に以下から登録、ご相談ください。
[…] 「検索にヒットしやすいSEOを意識した商品タイトルの作成方法」 「検索にヒットしやすいSEOを意識した商品説明文の作成方法」 以上の記事でSEOについて解説していますので参照ください。 […]
[…] こちら […]
[…] AmazonSEOに強い商品タイトルの作り方 […]
[…] Amazonの商品タイトルSEO設定方法 […]
[…] 商品タイトルの作り方 […]
[…] Amazonの商品タイトルSEO設定方法 […]
[…] AmazonSEO対策を意識したタイトルの作り方はこちらで解説しています。 […]