こんにちは。
元トヨタディーラー整備士のガイです。
- alibaba(アリババ)の使い方が知りたい。
- alibaba(アリババ)で商品を購入するにはどうしたらいいの?
こうしたお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
そんな方々に向けて、この記事では、
alibaba(アリババ)の使い方を解説します。
Contents
Alibaba(アリババ)とは?
alibaba(アリババ)とは、中国市場で最も大きい B2B(企業間取引)オンラインマーケットです。
製品を持つ企業は、alibaba上に自社店舗を構えて商品ページを作成し、alibabaに掲載しています。
そうすることで、中国国内市場をはじめ、世界中のバイヤーへ自社製品を紹介し、販売することができる仕組みになっています。
インターネットを利用することで、商社を経由せずに輸出入を行うことができるので、世界中の多くの企業や個人は、alibabaで仕入れて、日本でいう「Amazon」「楽天」「BASE」「Yahooショッピング」のようなサイトでネット物販事業をするケースが多いです。
alibaba(アリババ)のアクセス数は月間60億PVを超え、240余りの国家と地域から1,492万以上の登録ユーザーを保持している世界でも存在感の大きなショッピングサイトと言えます。
アリババとアリエクスプレスの違い
そんなアリババにはグローバル版と日本語版があり、グローバル版は全て英語表記なため、ある程度の英語スキルが無ければ利用すること自体が難しいです。
一方で日本語版は、英語ができない方でもアリババを利用できるように日本語で表示されます。
この日本語版のアリババをアリエクスプレスと呼びます。
アリエクスプレスはアリババの在庫処分場所のポジションであるため、少量購入ができる反面、単価が高く設定されています。
製造工場と密につながることができるメリットはありつつも、単価が高くなってしまうところが、グローバル版のアリババと、日本語版のアリババであるアリエクスプレスの違いです。
アリエクスプレスであれば代行業者は不要
アリエクスプレスは、中国国外のユーザーをターゲットにしているので、日本語ににも対応しています。
したがって、わざわざ代行業者を使って発注する必要はありません。
あなた自身が発注を行って、国際発送の指示を行うことも簡単。
代行業者要らずで利用できるアリエクスプレスは、世界中に発送可能なショッピングサイトです。
日本語だけでなく英語にも対応しているため、世界中のユーザーが利用しています。
ただ、アリババやタオバオといった中国サイトのと比べると、仕入れ値が高めで品揃えも見劣りもしますので、本仕入れで利用するには向かないでしょう。
代行業者を仲介することなく発注ができるアリエクスプレスを使って仮仕入れを行い、メルカリやヤフオクで市場調査をする名目で利用するのが好ましいです。
アリババが提供するサービス
アリババでは、アリババで商品を「買う」だけでなく、商品を「売る」こともできます。
中国商品を大量に安く購入することができるアリババの利用者が増える一方で、アリババで出店をして、海外輸出の販路を作るために利用する事業者も増えてきています。
アリババで商品を「買う」場合には、利用料金は無料とされていますが、アリババで商品を「売る」場合には、利用料金が徴収される仕組みになっています。
アリババが提供しているサービスの一覧
- 安全な取引の保証(Trade Assurance)
- アリババで「買う」際のノウハウ提供(ブログ)
- インスペクション
- オンライン展示会
- 国際発送サービス
- 一括見積もりサービス
- 各種ブラウザとの拡張ツール配布
Trade Assuranceとは?
アリババ内での取引を安全に保つための仕組みとして、Trade Assurance(安全な取引の保証)という仕組みがあります。
Trade Assuranceは、以下の4つの保証で成り立っています。
- 支払い保証(payment Protection):アリババが指定する支払い方法で決済された取引は、全て保証対象になる。
- 船積み保証(shipping Protection):サプライヤー(供給する側)に期日通りに船積みさせる保証。買い手と売り手の契約に基づいた船積み日までに間に合わなければ返金処理の対象となり、買い手を保護する。
- 品質保証(product quality Protection):サプライヤーが提供する商品の品質に対する保証。契約書通りに製品が仕上がっていない時に買い手を保護する保証。
- 保証期間(Protection period):買い手は、製品を受け取ってから30日以内であれば保証対象になる。
Trade Assuranceの対象になる条件
・Trade Assuranceのサプライヤーから製品を購入すること
Trade Assuranceに対応しているサプライヤーから購入しなければ、Trade Assuranceの保証を受けることはできません。
※全てのサプライヤーがTrade Assuranceに対応しているわけではないので注意が必要です。
・支払い方法をアリババ指定のものにすること
アリババが指定する支払い方法は以下の3つの方法です。
- クレジットカード
- e-checking
- T/T Banktransfer (銀行振り込み)
以上3つのうち、我々日本人が個人で決済する場合に関係するのは、「クレジットカード」か「T/T bank Transfer(銀行振り込み)」の2つだけです。
「T/T bank Transfer(銀行振り込み)」は、サプライヤーに直接振り込むわけではなく、アリババのシティバンクに振り込む仕組みをとっているのでご注意を。
つまり、サプライヤーに直接振り込みをするわけではありません。
万が一、交渉中のサプライヤーに「アリババのシティバンクではなく、別の私の口座に振り込んで欲しい」とダイレクト送金を依頼された場合は断りましょう。
同じ銀行振り込みであったとしても、アリババが指定するシティバンクへの振り込みで無ければ、Trade Assuranceの保証は受けられませんので注意が必要です。
アリババのメリット
アリババを使うことで得られるメリットには、輸入者と輸出者で大きな違いがあります。
輸入者で得られるメリット
・世界各国から商品を仕入れられる
アリババでは、中国のみならず世界中の商品が掲載されています。
中国は世界の工場と呼ばれている国ですので、当然、アリババにも世界中に販売されている商品のベースとなる商品が数多く掲載されています。
・商品にかかるコストを抑えることができる
アリババでは、メーカーと直接交渉をして商品を仕入れることができます。
つまり、通常の問屋や卸業者を経由せずに、ダイレクトにメーカーから商品を仕入れることができるので、コストを抑えることができるのです。
・サプライヤーと簡単にコンタクトが取れる
通常であれば、サプライヤーとコンタクトを取るには、展示会や本社に出向かなければいけません。
しかし、アリババでは、問い合わせフォームから簡単にサプライヤーとコンタクトを取ることができます。
・アリババが買い手の保護をしてくれる
Trade Assuranceの仕組みにより、「支払い」「品質」「納期」などで買い手を保護してくれるため、安心して取引を行うことができます。
アリババを経由せずに直接メーカーと取引をすると、支払い問題、品質問題、納期問題などで大きなトラブルに見舞われかねません。
・安く商品を調達できる
大量生産を得意とする中国では、大量生産である恩恵として、1つあたりの商品を安く購入することができます。
・直接、工場と取引できる
アリババには、工場を持ったサプライヤーが商品を掲載していることがよくあります。
このようなサプライヤーとつながることができれば、直接、工場と取引することも可能です。
・低単価でもオリジナル商品の製作ができる
アリババを利用すれば、比較的少ない費用でもオリジナル商品を制作することができます。
商品や改良を加える内容によっても単価は異なりますが、色を変更するなど、簡易的な改良でオリジナル商品を作成する場合なら、アリババでも比較的低単価でオリジナル商品を作成することは可能です。
・個人でもまとめて安く購入できる
アリババは、対企業向けのショッピングサイトですので、サプライヤーはバイヤーが数多くの商品を購入することを前提としています。
そんなアリババでは、工場や業者が直接出品していることもあって、まとめて商品を購入することが可能です。
まとめて購入することができる反面、少数のみを仕入れたい人にはデメリットになりますが、まとめて購入することでロット数によって割引が効くのもまとめ買いのメリットでしょう。
工場によっては、OEM商品の大量生産も可能です。
商品がよく売れていて、毎回大量発注が必要な方には、まとめ買いができるアリババがおすすめです。
・回転率が高い商品が多い
大量ロットの生産が基本であるため、大量生産のロスを減らすために、回転率の高い商品が販売されていることが多いです。
大量生産が基本であるならば、回転率の高い商品を売って利益を出した方が効果的ですよね。
回転率が高くて、売れる商品を取り扱うのであれば、アリババが最も相性が良いでしょう。
・商品数が多い
アリババの特徴である、成約手数料が無料のメリットを活かして、数多くの出品者が商品を出品しています。
そんなアリババでは、幅広いジャンルの商品も取り扱っており、思わぬ商品と出会うこともあります。
出品ジャンルと出品数も数多く、さらに新商品もいち早く出品されるのもアリババの特徴の一つといえましょう。
輸出者で得られるメリット
・購買意欲の高い買い手を見つけられる
アリババを利用するユーザーは、一般消費者だけではなく、世界中のバイヤーが利用しています。
バイヤーは一般消費者よりもロットを積んで取引を行いますので、その分数多くの商品を販売することができます。
つまり、アリババに商品を掲載して輸出する体制を整えれば、世界中のバイヤーと一般消費者へ商品を供給することができるのです。
・効率良く販売先を見つけられる
自力で販売先を開拓するよりも、アリババに掲載してしまった方が簡単に販売先を見つけることができます。
例えば、自社サイトを作ったとしても、SEOを上げていかなければ自社サイトから受注が入ることはありません。
SEOをあげて、自社サイトから集客をするのは非常に難しいです。
しかし、7億7900万人の利用者がいるアリババに掲載すれば、多くのユーザーに効率良く販売していくことができます。
アリババを利用すれば、自力で販売先を開拓するよりも、圧倒的に効率よく販売先を見つけることができるでしょう。
無駄なコンサル費用は不要
アリババを使えば、7億7900万人のユーザーに商品をPRすることができるので、自社サイトで集客するためのコンサルティングなどを受ける必要もありません。
アリババのデメリット
・悪徳な詐欺師がいる
アリババには、詐欺師とも呼べる悪徳なサプライヤーがいます。
悪徳なサプライヤーから商品を仕入れないようにするために、以下のチェック項目をクリアするサプライヤーから商品を仕入れるようにしましょう。
- 出店歴の長さ
- VERIFIEDマークの有無
- TRADE ASSURANCEマークの有無
- 評価のレベル
出店歴が長ければ長いほど取引の数も多いわけですから、悪徳なサプライヤーである確率は下がります。
・粗悪品、低品質商品がある
アリババに出品されている商品の中には、粗悪品や程品質商品があります。
大量生産を軸にして生産している中国では、品質が低く、中には販売できる状態ですらない商品もあります。
アリババだけに限らず、中国から商品を仕入れるのあれば必ず検品が必要です。
もし検品をせずに日本へ輸入してしまうと、クレームの嵐になります。
アリババの中で良いサプライヤーを見つけるには、ショップの評価を見るようにしましょう。
・言語の違い
アリババでの取引は、海外サイトを使うわけですから言語の違いはあります。
基本的には「中国語」と「英語」がメインになります。
言語に不安がある方は、輸入代行業者を使うか、クラウドワークスで有料のコンサルティングを受けながら利用するのが良いでしょう。
最低限の資金さえあれば、ご自身の言語問題をはじめ、さまざまな足りない部分を補うことは可能です。
・小ロット仕入れが難しい(MOQ)
アリババで出品されている商品は、対企業向けに販売されている商品です。
従って、サプライヤーは一度の大量に生産して、商品単価を下げることを目的に商品を生産しています。
つまり、アリババでは少数のみの仕入れが難しいのが現状です。
少数仕入れを行いたい方は、少し割高になりますがタオバオやアリエクスプレスを使うのが良いでしょう。
アリババで購入する前に覚えておくポイント
MOQの意味
アリババは、対企業向けに商品を販売するショッピングサイトですので、最小ロット数が多いもので1000以上〜、少ないもので5以上〜と最低発注数(MOQ:Minimum Order Quantity)が設けられています。
このMOQは、交渉次第で数量を少なくしてもらうことができます。
ただし、MOQを少なくすれば、商品の単価をあげるサプライヤーがほとんどですので、MOQと商品単価のどちらを取るかはご自身次第です。
例えば、以下の画像の表示がある場合は、以下のMOQを表しています。
40元:最低発注数3以上〜
38元:発注数300〜999の単価
35元:発注数1000以上〜の単価
サンプル品の請求
アリババで販売されている商品を本格的に仕入れる場合は、必ずサンプルを取り寄せて現物を確認しましょう。
なぜなら、アリババに掲載されている画像と実物が大きく異なっていることがあるからです。
画像と実物が同じものであったとしても、目で見て実際に触れなければ、商品の詳細を把握することはできません。
従って、必ず本格的に大量に仕入れる場合は、必ずサンプル品を取り寄せて現物を確認しましょう。
・サンプル請求の種類
サンプルの請求方法は、以下の4種類があります。
- 工場サンプル:既存の製品のサンプルを取り寄せる場合に使用する。改良が不要な場合に使用する。
- カスタムサンプル:OEMなどの改良状況の確認に使うサンプル請求。
- 生産時のサンプル:OEMなどの自社商品を量産時に、一部を抜き取り、品質確認をするときに使うサンプル請求。
- バーチャルサンプル:実物のサンプルではなく、オンライングラフィックや3Dプリンターで確認をするサンプル請求。
・サンプル請求の申請の手順
アリババでサンプル請求をするには、2つの方法があります。
一つ目は、注文画面の「Buy Samples」をクリックする方法。
2つ目は、画面右側に表示される「Contact Supplier」をクリックする方法。
サンプルを請求する場合は、
- 自社の住所と販売状況の一部を紹介
- サンプル仕様書の記載(希望サンプルの情報を記載する)
- サンプルを届けて欲しい住所を記載
以上3つを必ず記載しましょう。
記載し忘れると、サンプルが届かないどころか、返事が返ってこないこともあります。
・サンプル費用の相場
サンプルは、基本的に有料です。
ロットを積んで購入してもらうことを前提としているため、サンプルの費用が高額になることもあります。
また、サンプルの発送先や、中国の工場によっても費用が変わるため、一概に費用を推定することは難しいです。
商品にもよりますが、目安としては、50ドル〜100ドルは見ておきましょう。
サンプルの代金に関しては、サンプルを取り寄せるときに支払うのではなく、本格的に仕入れるときに代金が差し引かれることが一般的です。
交渉によって請求を前に持ってくることもできるので、サプライヤーと相談して決めていきましょう。
もしアリババでOEMを行う場合は、サンプル請求の他に必ずインスペクター(検査員・監視員)に依頼して、量産する製品の品質を維持することが重要です。
税関で考えること
日本の税関で考えなければいけないことは、ズバリ通関です。
輸入する商品代金の合計が20万円を超える場合、通関手続きが必要になります。
基本的にサプライヤーが行ってくれるのは、日本の港や空港に到着するまでの手続きまで。
港や空港から税関を通って、どこへ郵送するか全て輸入者が行わなくてはいけません。
通関を行うには、以下の8つの手順を行う必要があります。
- 必要な輸入書類を揃える
- 最適なHSコードを調べる
- 関税と消費税の計算
- 上記3つを用意して輸入申告を行う
- 税関からの問い合わせに答える
- 税関検査の立ち合い
- D/Oの書類(デリバリーオーダーの処理)
- 郵送先への手配
・・・。
この一連の作業をご自身でやるとなると心が折れますよね。わかります。
そこで登場するのが、「通関業者」です。
通関業者に依頼をすることで、必要な書類を提出するだけで、郵送先への手配まで全て代わりに行ってくれます。
アンダーバリュー
アンダーバリューは、輸入時にかかる関税と消費税を安くするために、インボイスに正規の価格よりも安い値段を記入して税金を逃れようとする脱税行為です。
例えば、500元の商品を輸入したとしましょう。
この場合、本来は500元相当の関税と消費税を日本へ納めなければいけませんが、納める金額を安くするために、あえて200元と嘘の金額をインボイスに記載する。
まさにこの行為がアンダーバリューと言われる脱税行為。
サプライヤーがインボイスの金額を安くしている場合もあり、知らず知らずのうちにアンダーバリュー行為をしていることもありますので、インボイスには必ず正規の金額を記載するようにサプライヤーにも伝えなければけません。
・税関のナックスシステム
税関には、ナックスというシステムによって「どこから」「どの商品が」「いくらで」取引されたのかを鮮明に把握できるデータを所有しています。
つまり、申告したインボイスの価格が操作されたものであれば、すぐにナックスシステムが感知するようになっているんです。
あまりに悪質なアンダーバリュー行為だと、過少申告加算税を課されるだけでなく、脱税行為として逮捕されることもあります。
絶対に脱税行為をするのはやめましょう。
価格交渉のやり方
サプライヤーは当然、取引をすることで得られる利益を優先します。
つまり、「100個発注をする会社」「1,000個発注する会社」があった場合、得られる利益が当然異なるため、前者と後者で同じ価格を提示するのは現実的に厳しいでしょう。
価格交渉をするときは、必ず具体的な数字を入れて交渉を行い、販売数の見込みを加えた上で説明をすると、価格交渉が上手く行きやすいです。
リードタイム
リードタイムとは、生産を依頼して、依頼分の生産が終了までにかかる日数です。
発注するロット次第で、リードタイムを交渉することができます。
例を出して解説すると、
- 量産100未満:量産日数10日
- 量産1,000以上:交渉可能
といったように、量産するロット数によって、リードタイムは交渉することができます。
まずは会員登録
alibaba(アリババ)は、会員登録をしなくても商品の検索は可能です。
しかし、alibabaを使って商品を購入する場合は会員登録が必要になります。
輸入代行業者を使わずに、直接アリババから商品を購入するのであれば会員登録は済ませておきましょう。
alibaba(アリババ)トップページの検索窓に右下にある「免费注册(無料登録)」をクリックしましょう。
「个人账户注册(個人登録)」をクリックし、個人登録を済ませていきます。
※法人として利用される方は「企业账户注册(法人登録)」で登録しましょう。
利用規約に同意して「同意协议(同意)」をクリックします。
このページでは、
- アカウント名
- パスワード
- 電話番号
を入力します。
入力が完了したらスライドボタンを右にスライドさせて、「同意并注册(同意)」をクリックします。
正常に進めば、スライドボタンが緑色になりますので、確認できたらもう一度「同意并注册(同意)」をクリックします。
退会方法
アリババを退会するには、マイアカウントにサインインしなければいけません。
「personal information」→「member profile」をクリックします。
「Edit member profile」→「deactive account」をクリックで、退会をすることが可能です。
パスワード変更
アリババのパスワード変更ページにアクセスします。
サインインをして受け取った認証コードを「verification code」に入力し、「submit」をクリックします。
以下の画面が表示されますので、新しく設定するパスワードの情報を入力して「submit」をクリックすれば、パスワードの変更が完了します。
「Reset successfully,please keep in mind your new password」という表記が出て来れば、パスワード変更が完了した証拠です。
アリババの使い方
会員登録が済んだところで、alibaba(アリババ)の使い方を解説します。
商品を探す
商品を探す方法には、
- キーワード検索
- 画像検索
- カテゴリ検索
の3種類があります。
・キーワード検索
メインの検索方法となるキーワード検索方法は、ページ上部の検索フォームへ「商品名」や「サプライヤー名」を入力して検索します。
ここでの注意点は、英語か中国語で検索しなければいけないこと。
日本語で検索したい場合は、日本語版アリババのアリエクスプレスを利用しましょう。
まずは手本として、「bag」と検索してみます。
すると英語で検索していますので、bagに関係する商品がヒットします。
より細かく商品を絞りたい方は、画面中央の「フィルター」を使って条件を絞って検索をしていきましょう。
・画像検索
商品名が分からず検索に困っている場合は、画像検索を使うのが効果的。
商品名が分からないと、どのようなキーワードで検索するべきかわかりませんので、画像を使って検索するのが最も効果的なんです。
キーワード検索フォームの右側の「カメラマーク」をクリックして、画像をアップロードしましょう。
このように、画像で商品を検索すれば、画像と近しい商品を短時間で探し出すことができます。
画像検索に使う画像は、シンプルな画像が好ましく、他の製品が映り込んでいると検索エラーになることがあります。
・カテゴリー検索
カーソルを「カテゴリー」に合わせることで、カテゴリーの詳細が記載されたプルダウンメニューが表示されます。
ご自身が探している商材のカテゴリーを見つけて検索をすることができます。
アリババトップページでのカテゴリー検索後に表示される「カテゴリーナビゲーション」では、商材をさらに細かく検索することができます。
画面中央の「フィルター」では、を条件を絞って検索結果を絞り込むことも可能です。
例えば、品質を担保するために1,000円以上の商品商材だけを検索したいとしましょう。
その場合には、1,000円以上の商品でフィルタリングをすれば、該当の商品だけに絞り込むことができ、探したい商品を簡単に見つけることができます。
商品ページの見方
商品ページ内でチェックすべき項目は、以下の9つです。
- 商品単価
- 最低発注数/MOQ
- トランザクション/評価
- カラー
- サイズ
- 注文ボタン
- 支払い方法
- 商品の詳細
- 注文の手順
見積もり(価格交渉)
アリババ商品ページに記載されている商品単価は、FOB価格(貿易における取引価格)となっており、取引数量によって価格が変わります。
FOB価格を基準として、見積もり(価格交渉)を行っていきます。
商品ページ上部にある「在线询价(オンラインで問い合わせ)」をクリックします。
問い合わせフォームが出てきますので、問い合わせしたい内容、交渉条件を記入し、相手業者へ問い合わせを行いましょう。
※必ず、中国語か英語に翻訳して送信しましょう。日本語では多くの確率で無視されます。
・一括見積もりのRFQとは?
「購入したい商品は決まっているが、どのサプライヤーから商品を購入すればいいか迷っている」
こういったお悩みがある場合は、RFQという、複数サプライヤーに一括で見積もりを送ることができる方法を使うのが良いでしょう。
欲しい商品の特徴と画像を送るだけで、多くのサプライヤーから見積もり結果を受け取ることができます。
・sourcing toolとは?
sourcing toolとは、Amazonやebayなどのアリババとは他のサイトの商品ページから、アリババの見積もりページに移動することができるツールです。
Amazonなどで販売されている商品と同一商品の見積もりをしたい時がありますよね。
まさにそんな時に、sourcing toolを利用すれば、見積もりの手間を大幅に省くことができるんです。
使い方は簡単で、外部サイトの商品画面を開いている状況で、sourcing toolボタンを押すだけ。
たったこれだけの作業で、煩わしい商品情報を入力しなければいけない手間を省くことができます。
・sourcing toolの導入方法と使い方
sourcing tool導入フォームにアクセスしましょう。
「Drag me to bookmarks bar」をドラッグして、以下の赤枠部分にドラッグします。
sourcing toolを利用する際は、Amazonなどの見積もりをしたい商品ページを開いた状態で、先ほどブックマークに追加したsourcing toolをクリックするだけ。
あとは赤枠部分の「Quantitiy」に数量を入力して見積もりをするだけです。
基本的には、24時間以内に複数サプライヤーから見積もりが提示されます。
見積もりを提示してきたサプライヤーの中から、最もご自身の条件に合うサプライヤーを選択して、さらに価格交渉を行っていきましょう。
ちなみに、sourcing toolの使える外部サイトは、
- Amazon
- ebay
- アリエクスプレス
- アリババ
の4つのみ、上記4つのサイト以外には利用できませんのでご注意ください。
サンプルの請求
アリババでもらえるサンプル品の種類には、
- フリーサンプル:無料
- ペイドサンプル:有料
の2種類があります。
サンプル品の請求は、商品ページの「Buy samples」から請求することができます。
商品購入
商品を購入する場合は、最小発注数を超えるように発注数を設定し「入伙拼单(購入する)」をクリックします。
「导入地址(アドレス設定)」というリンクがあるので、クリックして配送先住所を設定します。
※アカウントと登録の際に住所を設定しましたが、どうやら商品を購入する際は別途配送先住所の設定が必要なようです。
「收货地址(お届け先住所)」の「新增收货地址(新しい配送先)」をクリックします。
配送先を設定するフォームが出てきますので、以下の画像の通りに設定していきましょう。
無事設定が完了するとこの画面が出てきますので、「確認」をクリックしましょう。
画面を更新すれば、先ほど設定した住所が表示されます。
編集したい場合は画面右側の「修改(編集)」をクリックすれば編集可能です。
また、住所を消去したい場合は「删除(消去)」をクリックすれば消去できます。
alibaba(アリババ)の決済画面に戻り、画面を更新しましょう。
新しく配送先住所を設定したことで、先ほどまで無かった配送先住所が表示されます。
新しい配送先にチェックを入れましょう。
「确认收货信息 (領収書情報の確認)」をクリックし、国際発送可能な商品かどうか確認します。
「确认收货信息 (領収書情報の確認)」をクリックして、この表示が出てきた場合は国際発送できません。
国際発送が可能な商品を選び直しましょう。
国際発送が可能な商品であることを確認した後、注文情報を確認し、問題がなければ「提交订单(注文を確定)」をクリックします。
支払いはクレジットカードで決済できますので、あとは商品が到着するのを待ちましょう。
支払い方法
アリババでは複数の支払い方法を選択することが可能です。
中でもクレジットカードを使った決済方法が一般的で、それ以外の決済方法は、決済を行える状態にするまでに非常に手間がかかるので基本的に使用しません。
そして、アリババで安全に決済取引を行うために、必ずアリババ指定の決済方法を利用しましょう。
アリババに出店するサプライヤーの中には、悪徳な詐欺集団も存在しますので、くれぐれもアリババ指定以外の決済方法は使わないようにしてください。
より安全にアリババで決済取引を行うために、取引保証マークの有無を確認することも大切です。
取引保証マークがあれば、万が一のトラブルの際に、調停や返金保証を受けることができます。
・注文キャンセル方法
アリババでは、注文後にでも一定の条件を満たせば注文をキャンセルすることができます。
画面右上の「Orders」→「pending payment」をクリックします。
「Order cancel」をクリックで、注文キャンセルが完了です。
サンプル品のチェック
到着したサンプル品のチェックを行い、品質や需要規模を確認していきます。
OEMを行うのであれば、サンプル品の品質チェックだけでなく、サンプル品を10個程度請求して、フリマサイトで販売をして売れ行き状況を確認することも大切です。
見込み客に実際にサンプル品を使用頂いて、感想をもらうのも良いでしょう。
量産した後に売れないことが発覚したら大変ですからね。
OEMの場合は、需要と品質の検証結果をサプライヤーへ伝えて製品改良を施してもらい、次は改良版のサンプル品請求します。
そして、再度チェックと検証を繰り返し、製品クオリティを高めていく。
量産の準備が整ったら、必ずサプライヤーとの間で品質基準を設けて、インスペクターに品質基準が守られているかチェックをしてもらいながら量産を進めていきます。
併せて、輸入コストも計算して、輸入する準備を整えます。
OEMを行う際は、以下の5つのチェックポイントを確認しておきましょう。
- 輸入・販売に関する規制や法律を遵守しているか?
- 関税・消費税はいくらかかるか?
- 税関での手続きはどのように行うか?
- 納品先倉庫は決まっているのか?
- 検品と倉庫に送る準備(ラベル貼り付け作業)などはどうするか?
アリババで購入する際のトラブルと注意点
商品数量が違う
購入した商品数と違う数量が届くことがよく起こります。
購入数量よりも数が多いならまだしも、ほとんどは数が足りません。
このような場合は、セラーに連絡をとって補充をしてもらうか、アリババの貿易保証の仕組みを使うと良いでしょう。
商品外観が違う
商品画像とデザインや色、仕様が異なる商品が届くことがよく起こります。
基本的に購入したセラーに連絡を取れば交換してもらえますが、まれに交換にも応じてくれない不誠実なセラーが存在します。
このような場合も、アリババの貿易補償の仕組みを使って対処しましょう。
偽物やコピー品が多い
中国のショッピングサイトであるアリババには、偽物やコピー品が紛れていることが非常に多いです。
特に注意すべきは、キャラクターが記載されたグッズやブランド品。
アリババで販売されているキャラクターグッズとブランド品のほぼ全てが、非公式な製品と考えましょう。
万が一、気づかずに輸入してしまうと税関に没収されて、仕入れの費用が全て無駄になってしまいます。
税関で没収されずに輸入できたとしても、販売してしまったら著作権侵害で訴えられることになります。
輸入禁止品と規制品は、こちらの記事で解説しています。
低品質な商品が届く
アリババに出品されている中国製品は、安くて品質の良いものもあれば、値段に見合わない低品質な製品も存在します。
したがって、販売価格だけで判断せず、取引が多くて評価の高いサプライヤーから商品を購入するようにしなければいけません。
送料や関税で赤字になる
日本国内で仕入れと販売が完結する国内物販に比べ、アリババから商品を仕入れる中国輸入は、仕入れに上乗せして計算しなければいけない項目が多いのが特徴です。
事前に上乗せ分の費用を計算しておかないと、赤字になってしまうことがあります。
- 国際送料
- 関税
- 消費税
これらの項目は、中国輸入で必ず掛かる費用ですので、最初から考慮をして仕入れを行うようにしましょう。
中国輸入の関税については、こちらの記事で解説しています。
アリババ以外の決済による詐欺事例
輸入代行業者を使わずに、直接サプライヤーと取引をしていると、
〇〇バンクに直接振り込んで欲しい。
などといった、アリババ以外での決済を求められることがあります。
このような求めには答えないようにしましょう。
アリババ意外でのサプライヤーとの決済トラブルは、一切補償されません。
アリババで安全な取引の仕方
アリババで取引をする上で起こり得るトラブルを予測し、事前に防いでいきましょう。
アリババで安全な取引を行うために、注意するポイントは7つあります。
テスト仕入れを行う
「届いた商品が画像と違う」「品質が低すぎて販売できない」といったトラブルを避けるために、少なめにサンプル品を仕入れてみましょう。
まずはサンプル品で品質チェックを行うことが大切です。
アリババは対企業向けのサイトなので、少量仕入れができないこともありますが、サプライヤーによっては少量仕入れを行うことができる場合もあります。
コピー品の可能性があるものは避ける
アリババで販売されている「キャラクターが記載された製品」「ブランドが記載された製品」などのこれらに該当する製品は、全て取引を避けてください。
ブランド品も偽物の可能性が極めて高いので、アリババでブランド品を仕入れるのはやめましょう。
仕入れ前に必ず利益計算をする
販売して黒字になるものを仕入れるために、仕入れる前に必ず利益計算をすることが大切です。
国際送料・関税・消費税・Amazon手数料(出品手数料 / FBA手数料)などを計算し、利益が出る商品を仕入れて販売しましょう。
輸入代行を利用する
コピー品や低品質品、悪徳詐欺師が多いアリババで安全に取引をするために、アリババ輸入代行を利用するのも良いでしょう。
代行業者を選ぶポイントは、以下の9つの項目を重視しましょう。
- 値下げ交渉能力があるか
- 丁寧に検品をしてくれるかどうか
- 返品交渉などのトラブル時に対応してくれるか
- 手数料の安さ(目安:商品代金の5%程度)
- 問い合わせに対してのレスポンスの良さ
- 作業スピードの速さ
- 梱包やラベル貼り付け作業は丁寧か
- 日本語でやりとりできるか
- その他サービス(商品リサーチ代行、仕入れ代行、OEM代行)が充実しているか
輸入代行とは?
輸入代行とは、輸入代行のプロに、サプライヤーへの価格交渉や買付け、検品作業、発送業務など、中国輸入に必要な仕入れ業務を一括して代行してくれる業者のことを言います。
個人でサプライヤーと直接やり取りするよりも、輸入代行に依頼をした方が言語の壁もなくなりますし、取引を安全かつスムーズに進めていくことができます。
輸入代行は、製品の改良を行なったりする際に、サプライヤーへ細かなニュアンスを伝えるのに非常に役立つ存在になります。
輸入代行を利用することのメリット
輸入代行業者を利用することで得られるメリットは、「検品と梱包の自動化」「交渉の自動化」「買い付けの自動化」「商品リサーチの自動化」などなど数多く挙げられますが、最も大きなメリットは言語問題の解決でしょう。
アリババ経由でサプライヤーと連絡をする場合、英語でやりとりをしなければいけませんが、代行業者を利用することで日本語でやりとりをすることができるようになります。
また、アリババでの購入を代行業者に依頼すれば「この商品を購入しておいてください」と指示を出すだけで、あとは製品が到着するのを待っていれば良いだけになりますので、大きな作業と手間の短縮を行うことができます。
面倒な英語での交渉も全て代行業者が引き受けてくれるので、仕入れ作業を効率化することができるようになります。
さらに代行業者を利用することで、日本に輸入する前に検品を行うことができるため、品質問題もクリアすることができます。
アリババは低品質な商品が多いので安心ですよね。
このように、輸入代行では、数多くの業務を全て代行してくれるため、中国輸入の仕入れが非常に楽なものになります。
買い付けサービス以外にも、商品リサーチ代行サービスなどもありますので、ご自身に合ったサービスを選ぶことができるのも代行業者を使うメリットの一つです。
輸入代行ならBANRI
BANRIは、初心者はもちろん、中上級者にもおすすめできる輸入代行業者です。
BANRIは、問い合わせに対してのレスポンスが非常に良いので、サプライヤーとのやりとりに非常に適しています。
サプライヤーに直接問い合わせをしても伝わらないことがあれば、BANRIに代行をしてもらうのが良いでしょう。
サプライヤーとの直接取引が不安という方は、BANRIを使って輸入代行を行うことをおすすめします。
まとめ
アリババの使い方を解説しました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
まとめると、
アリババで商品を仕入れるメリットは大きいですが、その分低品質商品が混在したりコピー品が合ったり、悪徳詐欺師がいたりと安全性に不安が残ります。
ご自身で直接サプライヤーとやりとりされる場合は、必ずアリババ指定の決済方法を行い、安全性を確保しましょう。
直接サプライヤーと取引をするのが怖いという方は、輸入代行を利用した方が安全に取引ができるのでおすすめです!
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