こんにちは、
中国輸入で起業をした元自動車整備士のガイです。
あなたは、FBAで行われる商品寸法の測定に対してこのような疑問を持ったことはありませんか?
・FBAに納品する時に自動で商品寸法の測定がされるけど、どんな基準で測定されるの?
・FBAで測定された商品寸法は、どの手数料の計算に用いられるの?
・FBAで間違った寸法に測定されないためには、どんな梱包をしたらいいの?
・やってはいけない梱包はあるのか?
・FBAが行った寸法測定の値が間違っている場合は、修正はできるのか?
FBAの商品寸法の測定について書いてあるブログは結構少ないので、わからない方も多いと思います。
そこでこの記事では、上記の疑問のに対して一つ一つわかりやすくお答えしていきます。
この記事を読めば、上記の疑問の全てを網羅できますので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。
それでは早速内容に入っていきます!
Contents
FBAで測定された寸法値によってFBA手数料は異なる
初めFBAへ納品される際に、必ずFBAで寸法測定が行われます。
この寸法測定は、FBA初回納品時にのみ行われ、ここで測定された寸法を元に以下のFBA手数料が算出されます。
・FBA配送代行手数料
・月額保管手数料
・長期在庫保管手数料
・FBA在庫保管超過手数料
・FBA在庫の返送/所有権の放棄依頼手数料
・FBA在庫の廃棄依頼手数料
・マルチチャネルサービスの出荷依頼に対するFBA手数料
・FBA在庫分散サービス手数料
・FBA梱包準備サービス手数料
詳しくは、Amazon出品サービスの手数料ガイドをご確認ください。
つまり、FBAで測定される寸法次第で加算されるFBA手数料が大きく変わってくるのです。
これだけ多くの項目の計算の元になっているのが商品寸法なのですから、適正なサイズとして測定してもらわなければ困ります。
販売個数によっては、手数料の金額が数万円〜数十万円レベルで変わってきます。
例えば、通常サイズだと思ってFBAへ納品したにも関わらず、FBAでの測定では大型サイズに区分されてしまうこともあります。
こうなると、請求されるFBA手数料も大きく変わりますし、場合によっては納品先の倉庫も変わってしまいます。
標準サイズは標準サイズとして区分してもらわないと困りますよね。
では、サイズ区分が少し違うだけでどのくらいFBA手数料が変わってしまうか確認してみましょう。
サイズ区分ごとの手数料の違い
よくある事例として、
標準サイズだと思っていたのに、大型サイズとして区分されてしまった。
こちらのケースで手数料を見比べてみましょう。
標準サイズ | 60サイズ(2kg以下) | 80サイズ(5kg以下) | 100サイズ(9kg以下) |
434円 | 514円 | 603円 | |
大型サイズ | 60サイズ(2kg以下) | 80サイズ(5kg以下) | 100サイズ(10kg以下) |
589円 | 712円 | 815円 | |
手数料差額 | 155円 | 198円 | 212円 |
より詳しく配送代行手数料の違いを確認したい方は、こちらをご覧ください。
同じ60サイズの発送であっても、標準サイズと大型サイズでは155円も変わってしまうんです。
この手数料差額は、サイズが大きくなればなるほど大きくなっていってしまいます。
また、標準サイズで取扱商品を統一している場合、ある商品だけ大型サイズに区分されてしまうと、大型サイズの商品だけ別の納品先に指定されてしまい、送料が大きくなってしまうというケースもあります。
これはなんとしてでも、適正なサイズに修正したいものです。
ただ、自社で測定した時には標準サイズであったのにも関わらず、FBAでの寸法測定では大型サイズになってしまうのには疑問を感じますよね。
この現象の原因は、自社で行う寸法測定方法と、FBAで行われる寸法測定方法が違うことにあります。
FBAの寸法測定方法と寸法測定基準
FBAで行われる商品寸法測定方法は、「梱包材を含めた商品パッケージの外寸と重量」を元に、測定センサーを使って、ビニール袋などの緩みやすい素材、取っ手などの緩みやすい部品なども含めて、商品梱包の端から端まで(最も長い部分または最も厚い部分の寸法)の測定値を記録します。
つまり、梱包の膨らみや、梱包材が大きくはみ出ていたり、商品パッケージの一部が尖っていたりすると、測定センサーがその部分まで含めて寸法測定をしてしまい、数センチもしくは数ミリ違いでサイズが変わってしまうという現象が起きてしまうのです。
またFBAでは、人間による寸法測定ではなく、コンピュータによる寸法測定を行っていることもサイズ区分の違いが生まれる要因でもあります。
この現象をなるべく最小限にするために、商品にぴったりとした梱包をしたり、ビニール袋で真空包装する、蓋をテープ留めするなどの方法を使用して、梱包が緩みやすい状態にならないようにしなければいけません。
適正な寸法測定をされるために
FBAに適正な寸法測定をしてもらうために、FBA納品前に注意しておかなければいけないことがあります。
薄い梱包材を使う
商品パッケージ本来の大きさと、梱包後もほぼ同じになるように梱包すればいいのです。
それには、できるだけ薄い梱包材を使用する必要があります。
例えば、商品パッケージの形に沿うようにビニール袋で行う真空梱包するなどが好ましいです。
プチプチで梱包でも良いですが少し分厚くなってしまうため、できるだけ梱包用の薄いビニール袋が良いでしょう。
悪い例としては、Amazonの配送。
発送する商品よりも著しく大きい段ボールに入れることは、FBAでの寸法測定時に商品サイズを大きくさせてしまいます。
できるだけ本来の商品パッケージの大きさを変えない梱包材を心掛けましょう。
商品パッケージにぴったりと梱包する
FBAで行われる寸法測定では、商品梱包の端から端まで(最も長い部分または最も厚い部分の寸法)の測定値を記録します。
つまり、梱包材が飛び出ていたり、はみ出ていたりすると、その部分も寸法として測定されてしまいます。
従って、商品パッケージとの隙間を極力狭めて、ぴったりと梱包する必要があります。
商品パッケージにピッタリ合う梱包資材がなくてお困りの場合は、ダンボールワンがおすすめです。
ダンボールワンなら、細かいサイズのダンボールをはじめとして、あらゆるサイズのプチプチ、テープ、OPP袋などの梱包資材を揃えることができるので非常に便利です。
再計測リクエストのやり方
FBAでの寸法測定をやり直して欲しい!という場合もあると思います。
サイズ区分が間違ったままだと、無駄な出費が多くなってしまいますので。
そんな時はセラーセントラルで「再計測リクエスト」を行うことで再測定をしてもらえます。
セラーセントラルを開き、右上の検索窓に「再計測」と入力して検索してみましょう。
※「再測定」✖️ 「再計測」◯
「FNSKUまたは、ASINを入力する」の下に再計測したい商品のASINを入力し、「次へ」をクリックしましょう。
以上の操作をするだけで再計測をリクエストすることができます。
FBAの寸法測定の注意点
大型と標準では倉庫が違う
先ほども解説しましたが、標準サイズと大型サイズでは納品先の倉庫が異なります。
1商品だけ大型サイズ区分になってしまうと、その1商品だけ別の倉庫へ発送しなければいけないので、FBAへ納品する際の送料が高くなってしまいます。
もし、本来であれば標準サイズの商品なのに、FBAので測定で大型サイズに区分されてしまった場合は、早急に再計測リクエストを行った方が良いでしょう。
倉庫によって計測精度のムラがある
これはあってはならないことですが、納品先倉庫によって計測精度のムラがあるようです。
以前までは納品先倉庫を選ぶことができましたが、今はアマゾンが指定する倉庫以外へは納品できません。
サイズ区分の計測ミスが多い倉庫もあるようなので、その際は再計測を行いましょう。
倉庫移動中は依頼不可
FBAでは、日本全国どこへでも素早く発送できるように、倉庫間で在庫が移送されることがよくあります。
この移送中は再計測リクエストができません。
以下のメールが届いた場合は、移送中で再計測リクエストができませんのでメールに従って再計測リクエストを行う期間をずらしましょう。
ご担当者様
FNSKU 〇〇〇の重量または寸法の変更リクエストについてご案内いたします。フルフィルメントセンターに測定可能な在庫が存在しないため、現時点ではこの商品の再測定ができない状況です。これは、購入者からの注文があったために在庫が保留されているか、別のフルフィルメントセンターに転送されている場合に発生します。再測定のために追加の在庫を納品するか、改めて新しい測定リクエストを10日後に送信してください。
再計測が遅いことがある
基本的に再計測は、再計測リクエストがあってから24時間以内に行われます。
ただ稀に、1週間経っても再計測がされないことがあります。
そんな時には一度、ケース履歴を削除しましょう。
再計測リクエストをするとケース履歴が作成されますので、作成されたケース履歴を一度消去し、もう一度再計測リクエストを行うとすぐに再計測されることがあります。
再計測までに在庫がなくなったら再計測はキャンセルになる
一度再計測リクエストをしても、再計測されるまでに売れて在庫がなくなってしまった場合は、再計測がキャンセル扱いになることがあります。
十分に在庫があれば問題ありませんが、あまり在庫がないのであれば、一度出品停止にしておくのも一つ手でしょう。
上限回数以内であれば、何度でも再計測可能
再計測リクエストは、月に回数が決められています。
与えられている回数以内であれば、何度でも再計測リクエストを行うことができます。
もし回数がなくなっても翌月には回復しますのでご安心ください。
まとめ
FBAで行われる商品寸法の測定は、FBAのルールに沿って測定が行われます。
間違ったサイズ区分にならないように、梱包材と梱包方法には注意しなければいけません。
もしサイズ区分が間違っていても、再計測リクエストで何度でも寸法の修正が可能です。
商品寸法は、FBAを利用する上で数多くの手数料計算の元になる数字です。
できるだけFBA手数料を安く抑えられるように、FBAには正確な商品寸法の測定を行ってもらいましょう。
[…] ここで入力する寸法は、FBAで測定される寸法と誤差が出ないように商品寸法測定の基準に合うように測定を行いましょう。 […]