商品の品質を疎かにしてヒット商品化しようとするとどうなるのか

こんにちは、元ディーラー整備士のガイです。

この記事では僕自身の失敗談として、商品の品質を疎かにしてヒット商品化しようとした経験をご紹介していきます。

いくら売れる商品であっても、商品品質が伴っていなければ低評価レビューがついて売れなくなるということを深く理解して欲しいので、僕と同じような失敗をしないように僕自身の失敗談から学んでいただければと思います。

それでは早速内容に入っていきます。

Contents

参入を決めた経緯

当時の僕は”あまログ”というリサーチツールで商品リサーチをしていました。
あまログの機能のセラーリサーチでリサーチをしていた際に、以下の商品を見つけ、参入をすることにしました。

あまログでも月間に50個以上売れている商品だと確認でき、DELTA tracerのグラフを見ても月間50個以上売れていそうな商品なので、間違いなく売れている商品であると言えます。

販売価格も5280円と高いですし、原価次第では十分利益が出せそうな商品です。

そこで、中国サイトで調べてみたところ同じような商品を78元で見つけることができました。

ここで利益の計算をしてみると、十分利益が出そうな商品であることがわかります。

販売予定価格(5280円)
原価(78元)
Amazon出品手数料、出荷手数料(954円)
輸入経費(500円)
利益額(2422円)
利益率(45.8%)

ここまでは、参入するべき商品だと思っていたのですが、ただ一つ問題がありました。

問題点が発覚するも、目先の利益に目がくらむ

それは、ベンチマークした商品のレビューが★3.8であるという点です。
レビューが低いということは商品に何らかの問題がある証拠です。

ベンチマークした商品自体のレビューが低いので、中国から仕入れる予定の商品の性能がベンチマークしている商品とどう違うのか見てみて、同じかそれよりも質感が良いのであれば商品ページの作り込みと付加価値をつけてライバルのポジションを奪おうと考えていました。

 

そして、いざ商品を取り寄せて見比べてみると見た目はほぼ同じではあるのですが、細かい仕様が全然違うんですよね。
Amazonの商品よりも中国商品は、

  • 材質が安っぽい
  • 消音剤が入っていない
  • 少しガタガタする
  • 取り付け部分がきつく、指が痛くなる

以上のような不満点は素人目で見てもありました。
ですが、当時の僕は、

「まあ、その分安く販売するし、多分大丈夫だろう」

と考え、ベンチマークした商品の廉価版のポジションとして3580円出品からスタートさせて、最終的には4580円くらいで販売するつもりで出品へと準備を進めていきました。

販売開始時は快調な滑り出し

いざ出品準備を整えてオリジナル商品として販売していくわけですが、このジャンルのライバルはどのセラーもやはり広告をまともに運用しないんですよね。
なので、少ない広告費で上位表示させることができるので露出を増やして顧客に商品ページを見てもらい、商品を買ってもらうことは用意にできるわけです。

さらに、この商品のライバルは皆4580円以上で販売しているので、一人だけ3580円で販売しているわけですから、商品ページレビューが少なくても僕の出品する商品は買われていきました。

問題点を無視して販売した結果、返品の問い合わせが相次ぐ

1日に2~3個ほど売れる商品になっていたので、このまま販売価格を少しずつ上げていけば月に5万円くらいは利益を生み出せる商品になると踏んでいたのですが、販売開始をしてから2週間を過ぎた頃から以下のような返品の問い合わせが相次ぎました。

  • 思っていたよりチープだったので返品したい
  • 消音剤が入っていないので返品したい(消音剤は入っていないタイプと商品ページで解説していましたが)
  • ガタガタして気になるので返品したい
  • 取り付け部分が硬過ぎて指が痛くなる。使いづらいので返品したい

まさに僕が自分で確認した時の不満点そのままです。

返品によって低評価レビューが相次ぎ、商品が売れなくなる

当然、返品になるわけですから低評価レビューも相次いでついていくわけです。

販売から1週間くらいは理想的に売れだしたのですが、2週間後からは返品が相次ぎ、3週間後には低評価がついてきて、1ヶ月後には全然売れなくなっていきました。

レビューが★3になってしまうと「商品品質に難あり」と書いてあるようなものなので広告をかけても制約率がガクッと下がります。
結論、広告をかけても思うように売れませんし、商品そのものの設計不良でもあるので、改善することもできずにそのまま在庫を十数個抱えて参入を取りやめる決断をすることになりました。

最後に

商品の品質を疎かにしてヒット商品化しようとした結果をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

ここでご紹介したことは、ビジネス駆け出しの頃の僕の実体験です。

「商品品質は決して良いとは言えないが売ったら利益になりそうだから販売しよう。」
とビジネス駆け出しの頃の僕はそう考えて参入してみましたが、やはりベースに「しっかりとした商品品質」がなければいくら商品ページを整えようが、広告を使おうが意味がありません。

0に、5をかけようが10をかけようが結局0なのです。

また、せっかく手間をかけて出品まで準備を進めても、今回の事例のようにダメになってしまっては時間の無駄です。
どうせ時間をかけて商品リサーチや出品準備をするなら、確実に長く利益を生み出し続ける商品を作りたいですよね。

ビジネス始めたての頃は特に、目先の利益に目がいってしまいがちになりますので、僕の失敗談を共有させていただきました。
僕と同じ過ちをしないように、今回の事例を頭の片隅に入れていただき、今後ビジネスを成長させていっていただければと思います。

それでは最後までお読み下さり有難う御座いました。

1 COMMENT

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です