今日は「ピンチをチャンスに変える考え方」というテーマについてお話ししていきます。
先日、こんなことがありました。
1年前から日本市場の開拓ということで、僕の会社とパートナーシップを組んでいるドイツのカー用品大手企業があるのですが、そこへ日本の大手企業から「ウチと取引をしてくれないか?」というオファーの連絡があったのです。
そこからオファーをしてきた日本企業を調べてみると、なんとグループ年商300億円の巨大な企業だったのです。
「うわぁ。これは勝てないわ。パートナー契約切られるんだろうな。」と、咄嗟に思いました。
何せ、僕の会社の年商の300倍以上の規模なんですから。
規模が大きくて資金力がある企業には勝てないと弱腰になってしまったんです。
でもそれと同時にこうも思いました。
「ピンチは最大のチャンスっていうじゃん。もしかしてこれはチャンスなのかもしれない!」
そうポジティブに捉えて考えているうちに、
「資金や規模の大きさでは確かに負けるけど、一人で小規模だからこその絶対的な強みもあるはずだ」ということに気がつきました。
巨大企業は規模こそ大きいですが、それゆえに背負うものも大きいのです。
例えば、膨大な人件費、巨額のオフィスや倉庫費用などの固定コストをカバーするために、多くの利益を出し続けなければいけませんし、
プロジェクトの立案から始動までに多くの管理職のGOサインがなければ動き出せないものです。
その一方で、僕のように個人でやっている場合は、良い意味で背負うものがなくフレキシビリティが高いと思っています。
その気になれば、その特性を活かして即断即決でプロジェクトのGOサインを出して、今すぐに着手することも吝かではありません。
赤字にさえならなければ、薄利であったとしてもビジネスを継続させることだってできます。
このように、一見勝てないと思うことでも、捉え方によっては勝機はあるわけです。
ピンチをチャンスに変える思考法として他の捉え方が常にできるように、日々多角的に物事を見られるように努力をしたいものです。