「あなたが好きだと思っている車は、本当に“自分の好き”ですか?」
この問いを、多くの車好きに投げかけたい。
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◆ 見られるために車を選んでいないか?
SNS、YouTube、有名人、雑誌。
今や“車を持つこと”より、“どう見られるか”のほうが重視されているように感じる。
高い車に乗っていればすごい。
安い車ならダサい。
そんな空気が蔓延している。
でも、それって本当に好きな車の選び方なんだろうか?
◆ 値段は他人が決める。価値は自分が決める。
価格はあくまで「他人が決めた評価」だ。
相場、希少性、人気…つまり全部外的要因で変動する。
一方、「価値」は自分の中にある感情や経験が決めるもの。
子どもの頃、心を奪われた一台
ゲームでずっと使ってた愛着のあるクルマ
誰にも理解されなくても、たまらなく好きなデザインや音
それこそが「価値」なんじゃないだろうか。
◆ 主語に“お金”が来るのは、間違いだ
安いから買う → 間違い
高いから買わない → それも間違い
お金を基準にしている時点で、主語が“自分”じゃなくなっている。
自分の「好き」をちゃんと見つめて、それにお金を払うべきだ。
「高いけど欲しい」なら、それは“自分が本当に求めているもの”だ。
「安くても要らない」なら、それは“本当の価値を感じていない証拠”だ。
◆ 自分の感性に正直でいるということ
本当に好きな車を選ぶとは、他人の目や価格ではなく、自分の心の声に従うこと。
たとえ他人がバカにしてもいい。
たとえリセールが悪くてもいい。
「俺はこの車が好きなんだ」と言えることこそ、車好きを語る上での誇りじゃないだろうか。
◆ 最後に
車って、“走る道具”でありながら、“生き方の象徴”でもある。
だからこそ、どんな車を選ぶかは、その人の価値観がモロに出る。
あなたの「好き」は、あなたのためにある。
決して、他人の評価のためにあるんじゃない。
あなたは、誰のために車を選んでいますか?